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宗忠神社

(むねただ じんじゃ)

宗忠神社は、黒住教の教祖である黒住宗忠を祀る神社です。この神社は、京都と岡山にそれぞれ鎮座しており、それぞれの地域で信仰を集めています。京都の宗忠神社は「神楽岡宗忠神社」とも呼ばれ、岡山の宗忠神社は「大元神社」とも称されています。

京都の宗忠神社

概要と歴史

京都府京都市左京区にある京都の宗忠神社は、黒住宗忠を祀る神社として文久2年(1862年)に創建されました。創建にあたっては、宗忠の門人である赤木忠春らが吉田神社から社地の一部を譲り受けたことが始まりです。慶応元年(1865年)には朝廷の勅願所とされ、皇室や公家から篤い崇敬を受けました。

本殿とその他の社

現在の流造(ながれづくり)の本殿は明治45年(1912年)に改築されたもので、社の北側には二条家から遷された天照大神を祀る神明宮があります。また、白山比咩大神を祀る白山社や、赤木忠春を祀る忠春社も鎮座しています。

宗忠大明神の神号

黒住宗忠は嘉永3年(1850年)に逝去し、その後、安永3年(1856年)に朝廷から「宗忠大明神」の神号が与えられました。これにより、彼の功績が神として広く尊崇されるようになりました。

アクセス

京都の宗忠神社は、京都府京都市左京区吉田下大路町63に位置しており、北緯35度1分23秒、東経135度47分8秒の地点にあります。

岡山の宗忠神社

概要と歴史

岡山市北区上中野にある岡山の宗忠神社は、黒住宗忠の生地である岡山に明治18年(1885年)に創建されました。この神社は、教祖生誕地という意味で「大元神社(おおもとじんじゃ)」とも呼ばれ、その鎮座地区名である「大元」の名称もここに由来しています。

黒住教教団本部との関係

岡山の宗忠神社は、かつて黒住教教団の本部が置かれていた場所でもありますが、現在その本部は岡山市北区尾上の「神道山」に移転しています。

宗忠神社御神幸

毎年4月には、黒住教最大の行事である「宗忠神社御神幸」が行われます。この祭りでは、神体を載せた鳳輦(ほうれん)が岡山の街中を巡行し、後楽園まで往復します。この行事は「岡山さくらカーニバル」の中心イベントとしても有名です。

アクセス

岡山の宗忠神社は、岡山県岡山市北区上中野1-3-10に位置しており、北緯34度38分43秒、東経133度54分6秒の地点にあります。

Information

名称
宗忠神社
(むねただ じんじゃ)
Munetada Shrine
エリア
岡山県の観光地 岡山市・牛窓・備前の観光地
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神社 神社・仏閣・寺院・教会

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