王子が岳は、岡山県南部、児島半島に位置し、玉野市と倉敷市児島の境にまたがる山稜です。最高峰は標高233.9mの新割山(しんわりやま)です。この山は、瀬戸内海国立公園の一部であり、おかやまの自然百選にも選ばれている自然豊かな場所です。
王子が岳は、海岸からそびえ立つ巨石や奇石が特徴的な山です。山頂からは、瀬戸大橋をはじめ、四国の山々まで見渡すことができ、初日の出スポットとしても人気があります。この山の名前は、かつてこの地に百済の王女が生んだ8人の王子が住んでいたという伝承に由来しています。
王子が岳には2つの主要な登山口があります。1つは渋川港の近くに位置し、東側には岡山県内でも最大クラスの海水浴場が広がっています。登山道は1本で、急登もありますが、比較的短時間で稜線に到達します。
もう1つの登山口は、王子マリンパークの奥にあり、瀬戸内海の美しい景色を眺めながらの登山が楽しめます。こちらのルートは勾配が少し急なので、ある程度の準備が必要です。
JR岡山駅から両備バスの玉野渋川特急線を利用し、約70分で渋川に到着します。そこから車で10分、または徒歩で約60分の距離にあります。
瀬戸中央自動車道の児島ICから国道430号を経由し、車で約20分の距離です。駐車場は3か所あり、合計で200台の車を無料で停めることができます。
王子が岳には3か所の無料駐車場があり、合計で200台の駐車スペースが用意されています。車での訪問にも便利です。