吉備津彦命を祭る本殿・拝殿は、豪壮かつ優美な比翼入母屋造りの国宝。
現存する本殿・拝殿は、後光厳天皇の命を受けた室町幕府3代征夷大将軍の足利義満が造営を開始し、1425年に遷座した。
全国で唯一の吉備津造りという建築様式を採用し、本殿の大きさは、出雲大社本殿、八坂神社本殿に匹敵する。
本殿から続く総延長398メートルの美しい廻廊は一見の価値がある歴史的建造物。
桃太郎(鬼退治)伝説の原型となったとされる吉備津彦命伝承が数多くの残り、鳴釜の神事は上田秋成の「雨月物語」でも著名。
備前国と備中国の境の吉備中山(標高175メートル)の北西麓に北面して鎮座する。
吉備中山は古来神体山とされ、北東麓には備前国一宮・吉備津彦神社が鎮座している。
開門5:00 閉門18:00
境内拝観自由
JR吉備津駅から徒歩約10分