岡山県備前市日生町に位置する「五味の市」は、地元の漁協が運営する魚市場であり、特に牡蠣のシーズンである11月から3月にかけては、新鮮な牡蠣が販売されることで知られています。この市場では、瀬戸内海の日生港から早朝に水揚げされた新鮮な魚介類が手に入ります。
五味の市は、瀬戸内海に面した日生港にあり、漁師たちが水揚げしたばかりの魚介類を直接購入することができる場所です。市場は毎年10月末までは火曜日と水曜日が定休日で、11月から3月の牡蠣のシーズン中は水曜日のみが定休日となります。年末年始や悪天候により臨時休業する場合もありますが、通常は午前9時から午後16時まで営業しています。ただし、売り切れ次第終了となるため、早めの来訪が推奨されます。
日生港から出発する日生諸島への旅客船乗り場が近く、五味の市を訪れた後は近隣の観光も楽しめます。特に、向かいにある「海の駅しおじ」では、予約制で新鮮な海鮮を使ったバーベキューを楽しむことができ、観光客に人気です。日生町は牡蠣の養殖が盛んであり、旬の時期には市場内で牡蠣の販売も行われ、全国第2位の水揚げ量を誇ります。市場内で提供される「カキフライソフト」は特に人気が高く、ソフトクリームの上にカキフライが二つトッピングされ、刺身しょうゆをかけて楽しむことができます。
五味の市では、季節ごとの旬な魚が勢ぞろいしており、瀬戸内海産にこだわった新鮮な魚介類を格安で購入することができます。市場内では、地元の漁師町ならではの活気ある掛け声が飛び交い、店員との温かい会話もこの市場の楽しみのひとつです。また、魚をその場でさばいてもらうことも可能で、訪れた際にはクーラーボックスを持参することをおすすめします。
五味の市では、地元の特産品や名物料理も楽しむことができます。特に「カキフライソフト」や「カキごろごろ弁当」は訪れた際にぜひ試してみたい一品です。冬の名産である牡蠣の新しい楽しみ方として、カキフライソフトは訪問者に好評を得ています。
五味の市へは、西日本旅客鉄道の赤穂線を利用し、日生駅で下車します。そこから西方面に国道沿いを徒歩約15分で到着します。タクシーを利用する場合は、約5分で市場に到着できます。
日生駅から備前市営バスの頭島線に乗車し、「五味の市」で下車すると、直接市場に到着します。
大阪方面から訪れる場合、山陽自動車道を下り、赤穂インターチェンジで降りた後、国道250号を西方面に約20分進むと到着します。
岡山市内の2号バイパスから岡山ブルーライン「備前・日生インター」で下り、国道を東方面に約7分進むと到着します。五味の市には、普通車100台、バス10台が停められる駐車場も完備されています。
日生港から西方面の国道沿いを徒歩約15分で市場に到着します。港からのアクセスも良好で、観光ついでに市場を訪れるのもおすすめです。
五味の市の周辺には、観光スポットも豊富です。「みなとの見える丘公園」、「加子浦歴史文化館」、「BIZEN中南米美術館」などが近隣に位置し、訪問者は市場だけでなく、文化的な観光も楽しむことができます。