日本三名園の一つとして知られる大名庭園で、庭園としての最上級である特別名勝に指定されている。
ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三つ星にランクされ海外の評価も高い。
岡山藩主・池田綱政の命により築造され、1700年頃に一応の完成をみた。その後も、歴代藩主の手が加えられたが、築庭時の姿を大きく変えることなく現在に伝えられてきた。
岡山市内を流れる旭川をはさみ、岡山城の対岸の中州に位置する。
藩主が賓客をもてなした建物・延養亭を中心とした池泉回遊式の庭園で、岡山城や周辺の山を借景としている。
江戸時代には延養亭を茶屋屋敷、庭園を後園または御後園と呼んでいた。
明治に入り「後楽園」と名付けられ、1884年に岡山県への移譲にあわせ一般公開された。
14万平方メートルに及ぶ広々とした園内からは間近に岡山城が望め、秋から冬にかけてタンチョウが優美に舞う姿が見られる日もある。
延養亭から望む池や築山と芝生地の拡がり、さらに借景となる遠方の山並みが「晴れの国」と呼ばれる岡山ならではの明るく広々とした景観を作り出している。
3月20日から9月30日
午前7時30分から午後6時(入園は午後5時45分まで)
10月1日から3月19日
午前8時から午後5時(入園は午後4時45分まで)
なし
大人 410円(15歳~65歳未満)
高校生以下 入園無料
シニア 140円(65歳以上)
JR岡山駅から徒歩約25分または、バスで約15分または、路面電車で約4分「城下」下車、徒歩約10分