渓谷沿いに広がる伊豆半島で最も歴史のある温泉地で、古くから多くの人々に愛されてきました。日本百名湯にも選ばれています。
山々に囲まれた風光明媚な地で、温泉街の中心を流れる修善寺川(通称:桂川)に沿って、温泉宿や飲食店が軒を連ねています。
修善寺川には修善寺温泉の象徴的存在である川に作られた外湯「独鈷の湯」があります。
近くに修善寺の名前の由来となった寺院「修禅寺」が佇んでいます。
竹林の小径では手入れの行き届いた竹林の中を散策することができ、風情豊かな雰囲気を纏っています。
四季折々の美しい自然が織り成す景色は、訪れる人々を魅了し続けています。
温泉街周辺には源氏にまつわる歴史的な名所が数多く残っています。鎌倉幕府の第2代将軍である源頼家の墓や、頼家の母である北条政子が建てた指月殿などが点在しています。
また、文学の世界でも修善寺温泉は多くの作家たちに愛され、夏目漱石や芥川龍之介、尾崎紅葉、泉鏡花、岡本綺堂、島崎藤村、川端康成などもその足跡を残しています。
修善寺温泉の歴史は、平安時代807年に空海(弘法大師)が創建した修禅寺と共に始まった伝承が残ってます。
ある少年が川原で病気の父親の体を洗っていました。それを見かけた空海は、その情熱に感銘を受けました。
その孝行に感心した空海は、「川の水では冷たかろう」と、手に持った独鈷(とっこ)という仏具で川の岩を砕き、そこから温泉が湧き出たのです。
空海が温泉が疾病に効くことを父子に説き、病気を完治させることができました。
これにより湯治療養が広まったことが、修善寺温泉の起源とされています。
この桂川の川底から湧く湯「独鈷の湯」はかつて外湯として誰もが利用できましたが、現在は入浴不可となっています。
観光客も入浴可能な共同浴場「筥湯(はこゆ)」や無料の足湯「河原湯」などで気軽に修善寺温泉に浸かることができます。泉質はアルカリ性単純泉。
美しい自然の彩りと歴史ある風情の残る温泉郷です。歴史と文化に触れながら、心と体を癒してみませんか?
東海道線・新幹線で三島駅乗り換え・伊豆箱根鉄道で終点「修善寺駅」下車 → バス『修善寺温泉行き』で約10分、終点修善寺温泉駅下車