標高580メートルの大室山は、美しい緑の山肌で一目でわかる特徴的なお椀をふせたシルエットをしていて、伊豆高原のシンボルとして親しまれています。
山全体が青々と茂る草に覆われており、頂上には直径300メートル、深さ70メートルの火口が広がっています。
山麓からは観光用の登山リフトで簡単に山頂まで登ることができ、伊豆屈指の展望スポットとして知られています。
山頂からは360度の絶景パノラマが広がり、天候により富士山や伊豆七島、南アルプスまで一望することができます。
晴れた日には、富士山をバックにして素敵な記念撮影ができるスポットです。
小さな山ですので、天候が良ければ火山の噴火口を散策したり、噴火口跡をぐるりとまわる約1000メートルのお鉢めぐりもおすすめです。
山肌の色が季節によって変わり、春は若葉の黄緑に、夏は深緑に、秋はススキの銀色に、そして冬は黄金色から山焼き後の黒色に装いを変化します。
また、火口には東側中腹に安産と縁結びの神様が祀られた「大室山浅間神社」や、西側に江戸時代に建てられた5体の仏像「五智如来地蔵尊」、南側にある8体の地蔵「八ケ岳地蔵尊」、アーチェリーを楽しむ施設もあります。
登山リフト
昔から大室山そのものが御神体であったと考えられいて、麓には大鳥居が建ち、鳥居をくぐってリフトへ。
絨毯のような草の山肌の上をリフトに乗って風に揺られながら約6分間の爽快な空中散歩。
山麓の高原
山の麓には「伊豆シャボテン公園」や、さくら名所100選にも認定された「さくらの里」など魅力的な観光施設があり、訪れる人々を楽しませてくれます。
山焼き
年に一度、毎年2月の第2日曜日には700年以上続く伝統行事の「山焼き」が開催され、山全体が燃え上がる壮大な光景を楽しむことができます。
この行事は、山の保全と良質なカヤ(茅)を育てることを目的として始まりました。山焼きの点火後、山麓から山頂まで炎が駆け上がる様子は圧巻です。
成り立ち
大室山の成り立ちは約4000年前の噴火によるもので、スコリア丘と呼ばれる火口周囲に累積したスコリアが円錐台の丘を形成しました。
山体には直径250メートル、深さ40メートルのスリバチ状の火口があります。また、山頂の南側には火口縁があり、最高地点として三角点が設置されています。
大室山の周辺地域では、噴火によって溶岩が流れ出し、池地区に湖が形成されました。その後、北東と南の麓から大量の溶岩があふれ出し、南東へ流れた溶岩は相模灘を埋め立て、城ヶ崎海岸を形成しました。
この溶岩の流れはなだらかな土地を生み出し、伊豆高原の観光地や別荘地の発展につながりました。また、北に流れた溶岩は湖を形成し、一碧湖へ一部流れ込み、十二連島と呼ばれる小島群を作りました。
現在の大室山は噴火が終了しており、再びの噴火の可能性は否定されています。そのため、安心して山頂まで訪れることができます。
大室山は、整った姿と保存状態から日本のスコリア丘の代表的な例として国の天然記念物に指定され、ユネスコ世界ジオパークにも認定されています。その価値が国内外で認められています。
自然の力が生み出した壮大な景色や歴史的な価値を持つ山であり、訪れる人々に感動と楽しみを提供してくれます。ぜひ、大室山の麓からリフトに乗り、山頂の360度のパノラマ絶景を満喫してください!
3月〜9月 9:00~17:00(下り最終17:15)
10月〜2月 9:00~16:00(下り最終16:15)
年中無休
※荒天・点検整備の場合は休業
リフト乗車運賃
大人往復(中学生以上)700円
小人往復(4才以上)350円
300台 無料
伊東駅または伊豆高原駅より東海バス「シャボテン公園行き・大室山行き」にて終点下車