東伊豆に位置する河津町の名物といえば、毎年2月上旬から咲き始める早咲きの「河津桜」。花が大きく濃いピンク色が特徴で、伊豆の温暖な気候によって開花から約1カ月かけて満開になります。
桜ロードと観光スポット
川沿いに続く桜ロードは、河津川沿いに約4㎞の桜並木が広がり、訪れる人々を魅了します。
桜のトンネルや菜の花ロードなど、美しい景観が楽しめるスポットとして知られています。
また、周辺には地元の名産グルメやお土産品の露店、日帰り温泉施設もあり、さまざまな楽しみが広がっています。
河津桜の魅力と起源
河津桜は、日本一早く咲く桜として知られています。その起源は、1955年に静岡県河津町にある河津川沿いで偶然発見された1本の原木にさかのぼります。
庭先に植えたところ1966年から開花し、その後の学術調査で今までに無かった雑種起源の栽培品種であると判明し、カワヅザクラ(河津桜)と命名されました。
樹高の亜高木で傘状の樹形を持ち、大輪のピンク色の花を咲かせる特徴があります。
桜まつり
河津町では毎年2月上旬から3月上旬にかけて桜の開花を祝って「河津桜まつり」が開催され、さまざまなイベントや催し物がおこなわれて、多くの花見客でにぎわいます。
桜の下でのお花見弁当や屋台食べ物の販売、地元の伝統芸能や民謡のステージパフォーマンス、手作り品の市や露店、地元の特産品の展示販売などが行われます。
また、桜のトンネルや菜の花畑の中を散策したり、川沿いの遊歩道を散歩したりすることもできます。
桜並木のライトアップ
河津桜まつりの期間中には18時を過ぎると、桜並木がライトアップされます。桜の花が光に包まれ、幻想的な雰囲気が広がります。
特に「音蔵の桜」や「涅槃の桜」と呼ばれる名木が美しく輝き、雰囲気を一層引き立てます。
美しい桜の花に包まれながら、春の訪れを感じ、日本の伝統と自然の美しさに触れることができます。開花時期は年によって異なるため、開花状況をチェックして訪れることをおすすめします。
無休
無料
伊豆急行線河津駅から徒歩すぐ