iZooは、静岡県賀茂郡河津町南部の浜地区、菖蒲沢エリアに位置する爬虫類専門の動物園です。2012年12月15日に開館し、様々な爬虫類、両生類、哺乳類、鳥類を展示しています。前身は「伊豆アンディランド」として亀を専門に展示していましたが、現在は世界中の珍しい動物たちを集めた体感型施設として親しまれています。また、同町には姉妹施設「KawaZoo」があり、カエルの展示を専門に扱っています。
iZooは、2012年8月20日に閉館した「伊豆アンディランド」をリニューアルする形で設立されました。爬虫類をメインとした展示内容に刷新し、カメ、トカゲ、ワニ、カメレオン、ヘビなどの多種多様な動物を取り揃えています。さらに、両生類や昆虫類(ダンゴムシなど)、哺乳類、猛禽類の展示も行っています。iZooは、日本国内で最も豊富な種類の爬虫類を展示している施設の一つであり、特にゾウガメの飼育数が多く、日本最大のゾウガメ牧場となっています。
「体感型動物園」を謳っており、来場者が実際に動物たちと触れ合える「ふれあいコーナー」を複数設置しています。特にリクガメに触れたり、餌やりを体験できるコーナーが人気で、様々な種類のリクガメと直接触れ合うことができます。
iZooは、珍しい動物の生態展示にも力を入れています。2013年には、地球上で最も珍しいとされるミミナシオオトカゲの世界初の生体展示を開始し、さらに2014年には人工ふ化にも成功しています。この他、ウクライナの動物園から避難してきたアルマジロトカゲの展示も行われています。
iZooでは、一部の外国産の爬虫類を屋外で展示し、来場者が年間を通じて野生本来の姿を観察できるよう工夫されています。太陽光の下で生き生きとした姿を見せる爬虫類たちは、自然に近い環境で色彩豊かに映えます。
iZooの前身である「伊豆アンディランド」は、1986年に開館したカメ専門の水族館で、日本唯一の亀族館(きぞくかん)と称されていました。ガラパゴスゾウガメやアルダブラゾウガメなど多様な亀を展示し、約26年間にわたり来場者に親しまれました。また、名物の「カメレース」やウミガメの放流イベントなども実施されていました。2012年に白輪剛史氏により買収され、iZooとして生まれ変わることとなりました。
iZooは、爬虫類や両生類とのふれあいや、豊富な展示内容でユニークな体験ができる動物園です。静岡県河津町の観光名所として多くの来場者に親しまれ、訪れる人々に新たな発見や感動を提供しています。日本では珍しい「体感型」の動物園として、今後も多くのファンを魅了し続けるでしょう。iZooならではの体験をぜひお楽しみください。