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どんつく神社

(じんじゃ)

奇祭どんつく祭の神社

どんつく神社は、静岡県賀茂郡東伊豆町稲取に鎮座する神社であり、地元の稲取地区に古くから伝わる独自の伝統行事「どんつく祭」を守り続けています。稲取地区の八幡神社の兼務社であり、御朱印は稲取文化公園内の稲取温泉観光案内所にて受け取ることができます。

どんつく神社の位置と背景

どんつく神社は、稲取地区の南東部、稲取岬の灯台が見える高台に位置しています。もともとは、稲取地区北東部の素盞嗚(すさのお)神社の祭祀行事に由来し、夫婦和合、子孫繁栄、無病息災を祈願するための神聖な儀礼が行われていました。やがてこの行事が独立して、現在の「どんつく祭」として受け継がれるようになりました。

どんつく祭の起源と儀礼

どんつく祭は、古来より地域に根付いていた儀礼が基盤となっています。この儀礼は、男性器を模した御神体を奉納し、成人を迎えた若者が「お面さん」として赤と青の天狗面をかぶりながら、住民を御神体で突くというものです。突かれた人には、夫婦和合や子孫繁栄、無病息災のご利益があるとされ、地域の健康と発展を願うための行事として大切にされてきました。

古代からの歴史

この儀礼の起源は非常に古く、2000年以上の歴史があるとも言われています。弥生時代の頃から続く祭りの一部として、地域の人々に受け継がれ、現在も「伊豆三大奇祭」の一つに数えられています。同様に奇祭と称されるものには、伊東市の「尻つみ祭り」や伊豆市明徳寺の「東司まつり」があります。

どんつく神社の創建と役割

この独自の儀礼が広く注目を集める中で、どんつく神社は、巨大な御神体を乗せた神輿を保管するための社殿として創建されました。神輿は通常時も社殿に安置されており、観光客はいつでもその壮大な御神体を見ることができます。

祭りの見どころと御神体

どんつく祭の見どころの一つは、男性器を模した「ご神木」を乗せた神輿です。この御神体には複数のサイズがあり、最大のものは祭りの50周年を記念して製作されたもので、全長4.2メートル、直径80センチ、総重量2.2トンという巨大なものです。この御神体がみこしに載せられ、会場内を練り歩く姿は、多くの見物客を魅了します。

現代におけるどんつく祭と再開

現在のどんつく祭は、神社の例大祭と観光イベントを兼ねた形で1966年(昭和41年)に初めて開催されましたが、2018年には人手不足の影響で一時中断されました。その後、地域の支援と準備を経て、2023年に再び再開されました。祭りは、以前は6月に行われていましたが、再開後は9月末から10月初頭にかけて行われるようになり、秋の風情とともに行事を楽しむことができます。

地域を超えた人気

どんつく祭は、その独特な内容から「奇祭」として国内外で話題を集めています。地元の住民だけでなく、多くの観光客がこの祭りを見物しに訪れ、日本文化の多様性や地域の伝統行事に触れる機会となっています。

素盞嗚神社の例大祭と「お面さん」

稲取地区の素盞嗚神社でも例大祭が行われ、同じく成人を迎えた男性が「お面さん」と呼ばれる赤と青の天狗面をかぶり、住民を男性器を模した棒で突きながら民家を巡る儀礼が執り行われます。この儀礼は、どんつく神社の祭りと共通した要素を持ち、地域の信仰や風習が色濃く反映されています。

儀礼に込められた願い

素盞嗚神社の儀礼で突かれることで、夫婦和合や子孫繁栄、無病息災のご利益が得られるとされ、人々の健康や家庭の幸福が祈願されています。こうした儀礼は、長年にわたり地域の人々に親しまれ、生活の一部として根付いています。

どんつく祭に訪れる際の注意点とおすすめ

どんつく祭の開催時期には、多くの見物客が集まり、祭りの会場は大変な賑わいを見せます。事前に観光情報を確認し、早めの宿泊や移動手段の手配をしておくとよいでしょう。また、地元の食文化も楽しむことができ、稲取温泉の近くには新鮮な魚介類を提供する飲食店も多くあります。祭りと合わせて、伊豆ならではのグルメを堪能するのもおすすめです。

どんつく神社どんつく祭は、古代からの信仰と地域の文化を体現した、貴重な観光資源です。伝統と現代の観光ニーズを融合させたこの神社と祭りにぜひ訪れ、稲取の魅力を体感してみてください。

Information

名称
どんつく神社
(じんじゃ)
Dontsuku Shrine
エリア
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