「幻の昆布」とも呼ばれる棹前昆布
海に突き出した根室半島は、良質な昆布が育つ地域として知られています。なかでも棹前昆布は、本格的な昆布漁が始まる前の限られた時期に採取される貴重な昆布で、「幻の昆布」ともいわれています。
この棹前昆布を海苔の代わりに使用することで、昆布そのものを味わえる巻き寿司に仕上げています。昆布は甘酢で味付けされ、サンマの旨みと調和する爽やかな味わいが特徴です。
サンマの風味を引き立てる薬味
具材には、根室産のサンマに加えて大葉、ネギ、白ゴマを使用しています。香りのよい大葉やネギ、白ゴマがサンマの風味を引き立て、魚特有のクセを抑えながら、さっぱりと味わえるよう工夫されています。
さらに、シャリには北海道産の「ななつぼし」を使用。醤油にも地元の「はぼまい昆布しょうゆ」を使うなど、地元食材を大切にした地産地消へのこだわりが感じられます。
根室の食文化から生まれたご当地寿司
根室さんまロール寿司は、2008年に地元の漁業関係者と料理人によって開発されました。全国でもトップクラスの水揚げ量を誇る根室産サンマと、地域を代表する棹前昆布を組み合わせ、根室ならではの新しい食文化として誕生しました。
旬のサンマが楽しめる9月から11月頃には、特に味わってみたい一品です。昆布を「だし」だけでなく「食べるもの」として楽しみながら、根室の海の恵みを堪能できます。
新たに生まれた「根室いわしロール寿司」
根室では、さんまロール寿司に続く新たなご当地巻き寿司として、「根室いわしロール寿司」も誕生しています。
根室産のブランドマイワシ「根室七星」を使用し、さんまロール寿司と同じく特産の棹前昆布で巻いて仕上げています。シャリには北海道産の「ななつぼし」を使い、大葉、ネギ、白ゴマを添え、醤油には「はぼまい昆布しょうゆ」を合わせています。
サンマとイワシ、それぞれの魚の魅力を昆布とともに味わえるのも根室ならではの楽しみです。根室を訪れた際には、海の恵みと地域の食文化が詰まったロール寿司をぜひ味わってみてください。