佐野原神社は、静岡県裾野市平松に位置する旧県社です。南北朝時代の名将、二条為冬卿を主祭神として祀るこの神社は、地域の歴史と文化を伝える重要な存在です。
佐野原神社は、静岡県裾野市平松に鎮座する神社で、1876年(明治9年)に創建されました。主祭神である二条為冬卿のほか、従士十二名も配祭神として祀られています。
藤原朝臣二条為冬卿(ふじわらあそんにじょうためふゆきょう)が祀られています。二条為世の末子で、1335年(建武2年)に箱根・竹ノ下の戦いで討死しました。その名は『増鏡』や『太平記』にも記されています。死後、左近衛中将贈従三位が贈られています。
二条為冬卿に従った従士十二名も併せて祀られています。
佐野原神社は、地元の人々が二条為冬卿の遺骸を埋葬し、十三塚を建てて弔ったのが起源とされています。明治時代に入り、服部大八ら5名が中心となり神社創建を推進しました。明治政府による御陵墓調査も行われ、1876年(明治9年)に正式に創建されました。
境内には、二条為冬卿の「将軍塚」と呼ばれる塚があり、また「十三塚」と総称される石塔群が存在します。これらは、竹ノ下の戦いで討死した武将たちを祀ったものです。一部は周辺の開発により移転しましたが、現在も多くの石塔が現存しています。
五輪塔や宮方塔など、竹ノ下の戦いに関連する石塔が境内に点在しています。
境内には松尾芭蕉の句碑や西南戦争で戦死した大石鉄蔵の顕彰碑などもあります。
佐野原神社では年間を通じて多くの祭事が行われています。
また、桜のライトアップや鯉のぼり掲揚など、季節に応じたイベントも行われています。
明治大帝御物の白鞘御短刀や有栖川宮熾仁親王の御真筆など、多くの歴史的価値の高い宝物が保管されています。
佐野原神社はJR東海御殿場線「裾野駅」から徒歩5分という便利な立地にあります。静岡県裾野市平松350番地に位置し、周辺には観光スポットも点在しています。
佐野原神社は、南北朝時代の歴史を色濃く伝える神社であり、地域の歴史文化を学ぶ絶好の場所です。静岡県裾野市を訪れた際には、ぜひ参拝してみてはいかがでしょうか。