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関ヶ原鍾乳洞

(せきがはら しょうにゅうどう)

自然が生み出した神秘的な地下空間

関ヶ原鍾乳洞は、岐阜県不破郡関ケ原町の岩倉山の麓に位置する、自然の造形美を楽しめる鍾乳洞です。洞内には、長い年月をかけて形成された鍾乳石や石筍が見られ、幻想的な地下空間が広がっています。「岩倉山鍾乳洞」とも呼ばれ、1968年(昭和43年)には関ケ原町の天然記念物に指定されました。

洞内の全長は約518メートル。通路は舗装されており、段差も少ないため、比較的歩きやすいのが特徴です。洞内の平均気温は約15℃で、夏は涼しく、冬は外気より暖かく感じられることもあり、一年を通して見学を楽しめます。

さらに、洞内からはウミユリなどの化石が発見されています。かつてこの地域が海の底にあったことを物語る貴重な証拠であり、鍾乳洞の景観だけでなく、地球の長い歴史にも触れられるスポットです。

関ヶ原鍾乳洞の概要と歴史

長い年月が生み出した鍾乳洞

関ヶ原鍾乳洞は、岩倉山の麓に広がる自然の鍾乳洞です。洞内には、地下水などの作用によって形成された鍾乳石や石筍が点在し、場所ごとに異なる表情を見せています。

全長約518メートルの見学路は舗装され、比較的平坦に整備されています。洞内の平均気温は約15℃に保たれているため、季節を問わず自然の神秘を体感できるのも魅力です。洞内を進みながら、長い時間をかけてつくられた岩の形や地下水の流れを観察できます。

関ケ原町の天然記念物

関ヶ原鍾乳洞は、1968年(昭和43年)に「岩倉山鍾乳洞」として関ケ原町の天然記念物に指定されました。その後、観光鍾乳洞として整備され、自然が生み出した地下空間を一般の人々が見学できるようになりました。

洞内からはウミユリなどの化石が発見されており、この地域の地質や太古の環境を知るうえでも興味深い場所です。鍾乳石の美しさとともに、長い地球の歴史を感じられます。

関ヶ原鍾乳洞の見どころ

玉華殿

玉華殿は、天井から無数の鍾乳石が垂れ下がる、華やかな印象の空間です。鍾乳石が連なる様子は、宝石を散りばめたようにも見え、自然が生み出した造形の美しさを堪能できます。

鍾乳石の形や重なり方に注目しながら見学すると、地下水の働きによって少しずつ形づくられてきた自然の営みを感じられます。

巨人の足

巨人の足は、その名のとおり、大きな足を思わせる形をした鍾乳石です。独特な形状が印象的で、思わず見上げたくなる迫力があります。

鍾乳洞ならではの不思議な造形を楽しめる見どころの一つです。自然がつくり出した形を眺めながら、何に見えるか想像してみるのも楽しみ方の一つです。

昇竜の間

昇竜の間は、天井から伸びる鍾乳石が、天へ昇る龍の姿を思わせることから名付けられた空間です。鍾乳石の形と周囲の岩肌が独特の雰囲気をつくり出しています。

自然が長い時間をかけてつくり上げた造形を、伝説上の生き物に見立てて楽しめるのも、鍾乳洞見学の魅力です。

ウミユリの化石

関ヶ原鍾乳洞では、ウミユリなどの化石が発見されています。ウミユリは海に生息していた生物で、その化石は、この地域がかつて海と関わりのある環境だったことを示す貴重な手掛かりです。

現在の山あいの風景からは想像しにくい、遠い過去の自然環境に思いを巡らせられます。鍾乳石の景観とあわせて、地球や生命の歴史に興味を持つきっかけにもなるでしょう。

屏風岩

屏風岩は、屏風を広げたような平らな壁状の形が特徴的な岩です。洞内のほかの鍾乳石とは異なる姿をしており、鍾乳洞の多様な地形を観察できる見どころとなっています。

洞内を進みながら、岩の表面や形状の違いを見比べると、自然が生み出す造形の多彩さを実感できます。

湧き水とニジマス

関ヶ原鍾乳洞の内部には湧き水が流れる場所があり、そこではニジマスが泳ぐ姿を観察できます。地下の水辺を悠々と泳ぐ魚たちは、鍾乳石や岩肌がつくる景観に彩りを添えています。

この湧き水は、かつて日本武尊(やまとたけるのみこと)が立ち寄ったと伝えられる「玉倉部の清水」とも関わりがあり、導水路を通じて清水へ水が流れ込む仕組みが設けられています。

伝説が残る玉倉部の清水

関ヶ原鍾乳洞の上流には、古くから伝説が伝わる玉倉部の清水があります。この清水は、『古事記』では「居醒の清水」、『日本書紀』では「居醒の泉」として記されていることで知られています。

伝承によると、日本武尊は伊吹山の荒神の毒気にあたり、意識がもうろうとした状態で山を下りました。その後、この清水の水を飲んで体力を回復したといわれています。

関ヶ原鍾乳洞は、こうした古代の伝説ともゆかりのある場所です。自然の地形や化石だけでなく、周辺に残る歴史や神話に思いを巡らせながら見学すると、地域の魅力をより深く感じられます。

鍾乳洞見学の楽しみ方

洞内の自然をじっくり観察する

関ヶ原鍾乳洞では、鍾乳石や石筍、特徴的な岩の形、湧き水など、さまざまな自然の見どころを楽しめます。見学路は比較的歩きやすく整備されていますが、洞内は湿っている場所もあるため、歩きやすく滑りにくい靴で訪れると安心です。

洞内の平均気温は約15℃です。夏場でも涼しく感じられることがあるため、体温調節がしやすい服装を用意しておくと快適に見学できます。

家族で楽しめる自然体験

鍾乳石の不思議な形や化石、湧き水を泳ぐニジマスなど、関ヶ原鍾乳洞には子どもから大人まで興味を持てる見どころがあります。自然の造形を観察しながら、地球の歴史や地下の環境について学べるのも魅力です。

見学の際には、鍾乳石や岩に触れたり、通路から外れたりせず、施設の案内に従って鑑賞しましょう。自然が長い時間をかけてつくり出した貴重な環境を守りながら見学することが大切です。

自然の神秘と歴史に触れる関ヶ原鍾乳洞

関ヶ原鍾乳洞は、鍾乳石や石筍がつくり出す幻想的な景観と、ウミユリなどの化石が伝える太古の歴史を楽しめる観光スポットです。玉華殿や巨人の足、昇竜の間など、個性豊かな見どころを巡りながら、自然の造形美を間近で感じられます。

また、玉倉部の清水にまつわる日本武尊の伝説など、周辺には古くから伝わる物語も残されています。関ケ原町を訪れた際には、地下に広がる神秘的な世界を体験し、自然と歴史が織りなす魅力を味わってみてはいかがでしょうか。

Information

名称
関ヶ原鍾乳洞
(せきがはら しょうにゅうどう)
Sekigahara Limestone Cave
リンク
公式サイト
住所
岐阜県不破郡関ケ原町玉1328-3
電話番号
0584-43-0092
営業時間

3~6・9~11月 9:00~17:00
7・8月 9:00 ~ 17:30
12~2月 10:00~16:00

定休日

水曜定休(祝日は営業)
12~2月の火・水・木曜
12月31日・1月1日

料金

大人(中学生から) 700円
小人(小学生) 300円
幼児(3才から) 200円

駐車場
無料
アクセス

関ヶ原駅からタクシーで10分

エリア
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カテゴリ
山・峠・高原・湿原・渓谷

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