天守閣
4層4階の天守閣は、昭和34年に再建されたものです。内部には、大垣藩に関する資料や、関ヶ原の戦いにちなんだ展示などがされています。
石垣
江戸時代に築かれた石垣は、当時の技術の高さをうかがわせます。
城郭遺構
本丸、二の丸、堀など、当時の城郭遺構の一部が残されています。
大垣城歴史資料館：大垣城に関する資料や、戸田氏ゆかりの品々などを展示しています。
歴史
戦国時代
1535年（天文4年）：美濃守護・土岐氏家臣の宮川吉左衛門尉安定によって築城されたと伝えられています。その後、竹腰氏、氏家氏、伊藤氏など、様々な城主が居城しました。
1600年（慶長5年）：関ヶ原の戦いでは、西軍・石田三成の本拠地となりました。
江戸時代
関ヶ原の戦いの後、戸田氏が入城し、以降、明治維新まで11代にわたって城主を務めました。
大垣藩の藩庁となり、城下町大垣は宿場町としても栄えました。
明治時代
明治維新後、廃城されました。天守など一部の建物は破却を免れました。
現代
1936年（昭和11年）：天守等が国宝（旧国宝）に指定されました。
1945年（昭和20年）：大垣空襲により天守や艮櫓などが焼失しました。
1959年（昭和34年）：天守閣が再建され、現在は観光スポットとして人気を集めています。
現在の大垣城と大垣公園
かつての大垣城は、水堀を幾重にもめぐらせた堅城で、現在の3倍以上の敷地を持ち、櫓の数は10を数える大規模な要塞でした。
現在は本丸、二ノ丸址は大垣公園として整備され、再建された4層4階の天守と乾櫓を、城下町大垣のシンボルとなりました。大垣公園内には、大垣城を背景にした大垣藩初代藩主・戸田氏鉄公の像が立っています。
大垣城内の展示
慶長5年（1600年）の関ケ原の戦いで、西軍・石田三成の本拠地となった大垣城には、大垣城歴史資料館として当時の戦国武将たちの貴重な資料や、江戸時代以降に戸田氏が使用した甲冑が展示されています。関ケ原合戦本戦の舞台となるはずだったこの大垣城の歴史に触れながら、その壮大な歴史を感じることができます。