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沢あざみ(多年草)

(さわあざみ)

揖斐川町が誇る伝統の味。春の訪れを告げる山里の特産品

揖斐川町の食文化に根付く沢あざみ

沢あざみは、岐阜県揖斐川町の春日地区で古くから食材として親しまれてきた、キク科アザミ属の多年草です。山地の渓流沿いなどに自生し、高さは1~3メートルほどに成長します。9月から10月頃には、淡い紫紅色の頭花を下向きに咲かせます。

春日地区では、昔から沢あざみの葉の中肋(葉の中央を通る太い葉脈)の部分を食材として利用してきました。春に採れる若菜は、煮物や塩漬けなどにして食べられ、地域の食文化を支える伝統的な味として受け継がれています。

爽やかな香りを生かした多彩な料理

沢あざみは爽やかな芳香が特徴で、さまざまな調理方法で楽しめます。茎は皮をむいて利用し、葉はそのまま調理できます。

代表的な食べ方には、天ぷらや油炒め、甘めの味付けで煮る料理、汁物の具などがあります。また、茹でておひたしや和え物にするのもおすすめです。素材の風味を生かした素朴な料理は、山里ならではの食の魅力を感じさせてくれます。

古くから薬用にも利用されてきた植物

沢あざみは、食材としてだけでなく、古くから薬用植物としても利用されてきました。地上部は利尿や解毒、強壮を目的に、地下部は止血剤として用いられてきたとされています。

こうした利用の歴史からも、沢あざみが地域の暮らしに深く結び付いてきたことがうかがえます。

旬は4月下旬から7月

沢あざみの収穫時期は、4月下旬から7月頃です。春から初夏にかけて旬を迎え、地元の食卓を彩ります。

岐阜県揖斐川町を訪れた際は、地域で大切に受け継がれてきた沢あざみの味わいに触れ、自然の恵みと山里の食文化を楽しんでみてはいかがでしょうか。

Information

名称
沢あざみ(多年草)
(さわあざみ)
Sawa Azami (Traditional Perennial Thistle)
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