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千代保稲荷神社

(ちよほいなりじんじゃ)

毎日が縁日のような賑わいのおちょぼいなり

岐阜県西濃地方や愛知県尾張地方では「おちょぼさん」「お千代保稲荷(おちょぼいなり)」の愛称で親しまれている千代保稲荷神社は、商売繁盛や家内安全のご利益がある神社です。正月や月末には県内外から多くの参拝者が訪れます。

参道には約150軒の店が並び、毎日が縁日のような賑わいです。年間200万人以上の参拝者が訪れ、特に毎月末から翌日の「月越参り」では、夜通し多くの参拝者で賑わいます。

本殿

本殿には御祭神が祀られています。正面のお供え台に油揚げを供え、賽銭箱にお賽銭を納めて参拝します。作法は他の神社と同じく、二拝二拍手一拝です。

「先祖の御霊を千代に保て」という教えにより、現在でも境内ではお札やお守りは扱っていませんが、おみくじは置かれています。お供えとしては、稲藁で結んだ油揚げと蝋燭が使われます。

歴史・祭神

千代保稲荷神社の始まりは平安時代に遡ります。源八幡太郎義家の六男、義隆が分家する際に「先祖の御霊を千代に保て」という言葉と共に宝剣と義家の肖像画を授かったことが由来です。この言葉が神社の名前の由来となっています。後に室町時代の文明年間(1469年 - 1486年)、子孫の森八海がこの地に祖神を祀り、現在まで続いています。祭神は大祖大神(おおみおやのおおかみ)、稲荷大神(いなりおおかみ)、祖神(みおやのかみ)。商売繁盛、縁結び、合格祈願などにご利益があります。

門前町

参道は東口から南口まで約700メートル続き、両側に川魚料理や漬物、串カツ、草餅などの店が約150店が並んでいます。境内ではお札やお守りを扱っていないため、この門前町には縁起物を扱う店が多いです。土日や祝祭日には多くの人で賑わいます。毎月末の夜から翌日1日の朝にかけては、月越参りという縁日が開催され、多くの店が朝まで営業しています。

おちょぼ名物

名物としては草餅、川魚料理(鰻、鯰、モロコの甘露煮、鮒味噌など)、串カツと土手煮、漬物があります。特に串カツとどて串が有名で、多くの店が軒を連ねています。客は軒先で立ち食いし、どて串を煮込む鍋の味噌仕立ての煮汁に串カツを漬けて食べます。草もちは、香り豊かなよもぎがたっぷり入っており、手作りならではの風味と美味しさが特徴です。もろこの甘露煮は、清流で育ったモロコをじっくり煮込んだ伝統の味で、素朴ながら深い味わいが楽しめます。

Information

名称
千代保稲荷神社
(ちよほいなりじんじゃ)
Chiyoho Inari Shrine
リンク
公式サイト
住所
岐阜県海津市平田町三郷1980
電話番号
0584-66-2613
営業時間

参拝自由

アクセス

岐阜羽島駅からバスで20分 → お千代保稲荷下車から徒歩で1分
岐阜羽島ICから車で15分
大垣ICから車で15分

エリア
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