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沼津港大型展望水門「びゅうお」

(ぬまづこう おおがた てんぼう すいもん)

東海地震の津波対策を目的に造られた沼津港のランドマーク

沼津港大型展望水門「びゅうお」は、静岡県沼津市の沼津港に位置する大型の展望水門です。 東海地震による津波を防ぐ目的で建設され、津波避難施設としての役割を果たす一方、平常時には展望施設としても利用されています。 「びゅうお」という名称は、公募により「VIEW」と魚の「うお」から命名されました。

特徴と役割

津波対策のための設計

びゅうおは、内港と外港を繋ぐ水門として設置されており、その扉体は幅40m、高さ9.3m、重量406tと日本最大級です。 地震計が震度5強以上または250ガル以上を検知すると自動的に閉まり、約5分で完全に閉鎖される仕組みになっています。

安全を考慮した設備

両岸には13人乗りのエレベーターが1基ずつ設置されており、展望回廊へのアクセスを提供します。 また、非常階段も外部に設けられていますが、平常時には利用できません。

展望施設としての魅力

展望回廊

地上約30mの高さに展望回廊が設置され、全体が360度の大パノラマを楽しめる設計です。 両岸の機械室を囲む回廊は幅4m、長さ約30mの連絡橋で繋がれています。

眺望のポイント

  • 北から西方向:愛鷹山、富士山、箱根山、沼津アルプス
  • 南方向:達磨山
  • 西方向:駿河湾と美しい夕日

これらの絶景を一望できる展望施設は、デートスポットとしてもおすすめです。

夜間のライトアップ

夜になると「びゅうお」はライトアップされ、幻想的な光景を楽しむことができます。 写真撮影にも適したスポットとして、多くの観光客を魅了しています。

歴史

「びゅうお」の建設は1996年(平成8年)に調査設計が開始され、9年の歳月と総事業費43億円をかけて2004年(平成16年)9月26日に運用が開始されました。 完成から約1年で14万人が見学に訪れ、多くの人々に親しまれる施設となっています。

入場料とアクセス

入場料

2024年現在、入場料は以下の通りです:

  • 大人:100円
  • 子供:50円

アクセス方法

沼津港エリアに位置する「びゅうお」へは、公共交通機関や自家用車を利用して訪れることができます。 沼津港周辺には新鮮な魚介類を楽しめる飲食店や観光スポットが充実しており、「びゅうお」の訪問と組み合わせて観光を楽しむことができます。

観光のおすすめポイント

沼津港を訪れた際には、新鮮な魚介類を堪能した後、「びゅうお」からの眺望を楽しむことをおすすめします。 昼間の大パノラマだけでなく、夜のライトアップされた水門も必見です。 ご家族やカップル、友人同士で訪れるのに最適なスポットです。

夜間のライトアップ

ライトアップされた「びゅうお」は、幻想的でフォトジェニックな景観を楽しめます。

Information

名称
沼津港大型展望水門「びゅうお」
(ぬまづこう おおがた てんぼう すいもん)
Numazu Port Large Observation Water Gate "Byuo"
エリア
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