畑毛温泉は、静岡県田方郡函南町(旧国伊豆国)にある温泉地です。周囲の豊かな自然に囲まれ、歴史と文化が息づく温泉として知られています。
かつては函南町側を畑毛温泉、伊豆の国市側を奈古谷温泉と分けていましたが、奈古谷温泉側が衰退したため、現在は伊豆の国市側も畑毛温泉として案内されています。例えば、「畑毛温泉 大仙屋」は伊豆の国市奈古谷に位置しています。
畑毛温泉の泉質は以下の通りです。
畑毛温泉の温泉街は、田園地帯に点在する7軒の旅館から構成されています。共同浴場はなく、日帰り入浴を希望する場合は旅館の日帰り受付を利用することになります。富士山を望む絶景も魅力のひとつです。
畑毛温泉の歴史は古く、源頼朝が軍馬の療養を行ったとの伝承があります。また、江戸時代には「湯塚の湯」として、腫れ物に効く温泉として知られていました。
多くの文人もこの温泉を訪れています。与謝野晶子は畑毛温泉を訪れた際に次の句を詠みました。
湯口より遠く引かれて温泉は 女の熱を失ひしかな
また、上林暁は訪問時の様子を『浴泉記』に記しています。
1962年(昭和37年)3月10日、畑毛温泉は奈古谷温泉とともに厚生省告示第65号により国民保養温泉地に指定されました。
畑毛温泉周辺には、かつて多くの旅館がありましたが、現在は閉館している施設も少なくありません。
所在地:伊豆の国市奈古谷1825
所在地:伊豆の国市奈古谷664-1
庭園、プール、テニスコートを備え、畑毛温泉最大規模を誇る施設でしたが、2006年5月に閉館しました。
1番乗り場から伊豆箱根バス「畑毛温泉」行きに乗車し、約15~25分です。1日6~9本運行しています。
大場駅前2番乗り場バス停から伊豆箱根バス「大場循環畑毛温泉」行きに乗車し、約9分です。1日17~19本運行しています。なお、2番乗り場は駅前ロータリーにはなく、駅東口から徒歩2分の場所にあります。
両駅とも駅前にタクシー乗り場があり、タクシーでのアクセスも便利です。