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戸田漁港(戸田港)

(へだ ぎょこう へだこう)

深海の幸が集う歴史ある漁港

静岡県沼津市戸田に位置する戸田漁港は、歴史と自然が織りなす独特の魅力を持つ港です。この地域は「戸田港」としても知られ、深い海と豊かな漁獲資源に恵まれています。また、観光地としても多くの見どころがあります。

概要

戸田漁港は、水深が比較的深く、遠洋漁業の拠点として重要な役割を果たしています。その立地条件により、駿河湾の深海魚やタカアシガニが多く水揚げされることで有名です。さらに、周辺には戸田温泉が広がり、観光客に癒しの場を提供しています。

歴史的背景

戸田漁港は、日露関係の歴史とも深く結びついています。嘉永7年(1854年)の安政東海地震による津波で大破したロシア船「ディアナ号」が、この地域で建造された帆船「ヘダ号」に取って代わるまでの間、ロシアのエフィム・プチャーチン提督らが滞在した場所として知られています。一行は宝泉寺に滞在し、その後、両国の友好を象徴する地となりました。

戸田港まつりと記念品

この歴史を称える「戸田港まつり」は毎年開催され、多くの人々が訪れます。また、1954年と1976年には沖合に沈んでいた「ディアナ号」の錨が引き上げられ、それぞれ沼津市戸田造船郷土資料博物館や富士市の緑道公園に展示されています。

タカアシガニ:戸田の名物

戸田漁港といえば、タカアシガニ(学名:Macrocheira kaempferi)を抜きに語ることはできません。この巨大な蟹は世界最大の節足動物として知られ、日本近海の深海に生息しています。

タカアシガニと戸田

駿河湾の深海はタカアシガニの生息に適しており、戸田漁港ではその漁獲量が特に多いことで知られています。大正時代には既に大量に水揚げされていましたが、当初は市場での評価は低く、見向きもされていませんでした。

観光名物となるまで

地元の旅館がタカアシガニを食用として提供し始めたことで、その価値が見直され、現在では戸田の名物料理として広く知られるようになりました。タカアシガニの塩茹でや蒸し蟹は観光客にも人気のメニューです。

魔除けの面の伝統

さらに、タカアシガニの甲羅が人面に似ていることから、戸田ではこの甲羅を「タカアシガニの魔除けの面」として利用する風習があります。軒先に吊るすこの面は、観光客にも人気のお土産品です。

タカアシガニ漁の現状と保護活動

タカアシガニは、春の産卵期には禁漁となるなど、資源保護の取り組みが進められています。近年では漁獲量の減少が課題となっており、種苗放流などの活動が行われています。

主な漁場と漁法

漁場は相模灘や駿河湾など広範囲にわたり、戸田漁港では小型底引き網(9月〜翌年5月15日)が用いられます。こうした伝統的な漁法も観光の魅力の一つです。

アクセス情報

車でのアクセス

東名高速道路沼津ICから約70分で到着します。周辺の観光地と組み合わせたドライブコースとしても最適です。

バスでのアクセス

新東海バスの「修善寺温泉・虹の郷 - 西伊豆戸田路線」を利用することで、公共交通機関でも簡単にアクセス可能です。

まとめ

戸田漁港は、深い歴史と豊かな自然、そして独特の文化を兼ね備えた観光スポットです。特にタカアシガニを通じた地域文化や観光資源は、訪れる人々に驚きと感動を与えることでしょう。ぜひ一度、戸田漁港を訪れてその魅力を体感してみてください。

Information

名称
戸田漁港(戸田港)
(へだ ぎょこう へだこう)
Heda Fishing Port (Heda Port)
エリア
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