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長塚古墳(沼津市)

(ながつか こふん)

豪族の眠る歴史を伝える前方後円墳

長塚古墳は、静岡県沼津市東沢田長塚403番地に位置する前方後円墳で、古墳時代の歴史と文化を今に伝える貴重な遺跡です。

長塚古墳の概要

長塚古墳は、愛鷹山の東南麓、海抜約50メートルの丘陵上に築かれています。6世紀前葉に造られたこの古墳は、珠琉河(するが)国の有力な豪族の墓と考えられています。また、古墳の周辺には複数の小円墳も存在し、当時の政治権力の変遷を物語っています。

古墳の特徴

調査により、幅9~10メートルの周溝が存在することが確認されています。墳丘の上には葺石がなく、埴輪列が配置されていました。後円部からは副葬品と思われる鉄鉾が出土しており、周溝やくびれ部では埴輪や土師器、須恵器が見つかっています。

発掘の経緯と保存活動

発掘調査の歴史

1956年(昭和31年)、明治大学の後藤守一教授を中心に、沼津市誌編纂事業の一環として調査が行われました。その後、保存の必要性が高まり、1997年度(平成9年度)に詳細な墳丘測量および試掘調査、1998年度(平成10年度)に主体部の部分発掘調査が実施されました。

保存活動の取り組み

住宅地の拡大により保存が困難になる懸念がありましたが、地権者との協議を重ねた結果、2011年(平成23年)に墳丘部の主要な土地が寄付され、沼津市が取得しました。これにより、長塚古墳の保護と公開に向けた基盤が整いました。

長塚古墳の規模と構造

長塚古墳の主な規模は以下の通りです。

出土品

長塚古墳からは以下のような出土品が見つかっています。

現地情報と関連施設

所在地

静岡県沼津市東沢田字長塚403番地

関連施設

沼津市文化財センター(沼津市志下)では、長塚古墳の出土品が保管・展示されています。

周辺の史跡

まとめ

長塚古墳は、古墳時代の歴史や文化を知る上で重要な遺跡であり、保存活動や研究が進められています。近隣の史跡とともに訪れることで、当時の珠琉河国の文化や生活を深く感じることができるでしょう。

Information

名称
長塚古墳(沼津市)
(ながつか こふん)
Nagatsuka Tomb (Numazu City)
エリア
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カテゴリ
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