淡島は、静岡県沼津市の駿河湾に浮かぶ島で、その美しい自然と歴史が魅力です。内浦湾と江浦湾の境界に位置し、海底火山の火道が隆起してできた火山岩頸が隆起してできた地形で、周辺の静浦山地と同じ成因を持ちます。この自然の造形美と歴史的価値から、「ぬまづの宝100選」の一つに選定されています。この島には、自然の造形や歴史的遺産、リゾート施設が点在し、訪れる人々を魅了します。
淡島は、かつての海底火山のマグマの通り道「火山の根」が隆起して形成されました。周辺の火山噴出物は浸食されましたが、岩の塊である火山の根部分は浸食に耐え、現在の島となっています。島内には柱状節理や波による浸食痕、海水準変動の痕跡など、地質学的に貴重な特徴が数多く見られます。
淡島には「淡島マリンパーク」があり、水族館やショー施設などが楽しめます。アシカやイルカのショー会場の背景にも、火山の根の露頭が見られる点がユニークです。
島内には高級リゾートホテル「淡島ホテル」があり、宿泊客には特別な体験を提供しています。ホテルは「ウィンダムグランド淡島」として営業していた時期もありますが、現在は再び「淡島ホテル」として運営されています。
島の山頂には淡島神社が鎮座しており、石段を登ると到着します。岩脈の尾根に作られた神社は、地元の信仰の中心です。
淡島には珍しい昆虫や植物が生息しており、自然観察やトレッキングを楽しむことができます。島の豊かな自然環境は、観光客にとっても大きな魅力となっています。
1964年に開業した淡島海洋交園を前身とする「あわしまマリンパーク」は、1980年代にリゾート開発が進み、水族館やホテルなどが整備されました。淡島ホテルは超高級リゾートホテルとして1991年に開業し、現在も観光客を迎えています。
淡島の土地は内浦地区住民の共同所有で、現在は無人島となっています。ただし、島内には「あわしまマリンパーク」と「淡島ホテル」の従業員が常駐しており、観光施設としての運営が続けられています。
また、リゾート開発の過程で弥生時代の遺跡が発見され、土器が出土しました。島内には珍しい昆虫も生息しており、自然散策を楽しむことができます。
かつては完全な無人島でしたが、1940年に日本海軍の「第二海軍技術廠 音響兵器部 淡島臨海実験場」が設置されました。この軍事施設は終戦後に撤去され、その後漁民らが定住を始めました。
1964年には「淡島海洋交園」として開業し、1980年代には東京相和銀行オーナー長田庄一によるリゾート開発が進められました。この開発により、「あわしまマリンパーク」が開業し、水族館や釣り堀、かつてはゴルフ場も設けられていました。
1991年には超高級リゾートホテル「淡島ホテル」が開業しました。その後、東京相和銀行の破綻により施設運営は別会社に移管されましたが、観光スポットとしての魅力は保たれています。
淡島への交通手段としては、小型船舶が利用されており、本土との間を定期的に往来しています。また、かつては全長330mの海上ロープウェイが設置されていましたが、2008年に休止され、2017年に撤去されました。
淡島へは、「淡島マリンパーク」の渡し船を利用して渡ります。
淡島は、自然の造形美、歴史、そしてリゾート施設が融合した魅力的な観光地です。地質学や歴史に興味がある方から、リゾートでゆっくり過ごしたい方まで、多様な楽しみ方ができる場所です。ぜひ次回の旅行に訪れてみてはいかがでしょうか。