圧倒的な存在感を放つ33体のモアイ像
園内でひときわ目を引くのが、霊園を見守るように並ぶ33体のモアイ像です。大きなものでは高さ9.5m、重さ120tにも及び、広大な園内に並ぶ姿は迫力があります。
周辺にはモアイ像を模した休憩用ベンチもあり、ユニークな景観をつくっています。「モアイ」という名称には、「モ」=未来、「アイ」=生きるという意味が込められています。
安藤忠雄氏が設計した「頭大仏」
真駒内滝野霊園を代表する建築が、世界的な建築家安藤忠雄氏が設計した「頭大仏」です。小高い丘の中に大仏殿を設け、その中央から大仏の頭だけが現れる独創的なデザインが大きな特徴です。
首から下の部分はコンクリート造りの大仏殿に覆われているため、外から見ると頭部だけが丘の上に浮かんでいるように見えます。自然と建築、そして巨大な仏像が一体となった、印象的な景観を生み出しています。
季節によって変化する頭大仏の風景
頭大仏は季節によって異なる表情を見せます。夏には大仏を取り囲むラベンダーが紫色のじゅうたんのように広がり、冬には雪に覆われた丘と大仏が美しく調和します。
特にラベンダーの見頃となる7月中旬から下旬には、紫色の花々と頭大仏が織りなす幻想的な風景を楽しめます。
大仏殿へと導く神秘的な空間
頭大仏の大仏殿へ向かう途中には、印象的な建築空間が設けられています。大仏殿の前には水庭が広がり、水を介して心を清め、日常から非日常へと気持ちを切り替えるような空間が演出されています。
水庭の奥には、大仏へと続くトンネルがあります。薄暗いトンネルは胎内を思わせる空間となっており、天井にはコンクリートの曲線が連続しています。
トンネルを抜けると、初めて頭大仏の穏やかな顔を正面から仰ぎ見ることができます。円形に切り取られた天井から自然光が差し込み、静かで神秘的な礼拝空間をつくり出しています。
15万株のラベンダーが彩る丘
頭大仏を取り囲む丘には、約15万株のラベンダーが植えられています。夏には丘一面が紫色に染まり、頭大仏との美しいコントラストを楽しめます。
冬には一転して白銀の世界となり、雪景色の中に佇む頭大仏という幻想的な光景が広がります。季節によって大きく姿を変えることも、この場所の魅力です。
ストーンヘンジなどの個性的な石造物
園内には、イギリスの世界遺産「ストーンヘンジ」を再現したモニュメントもあります。そのほか、増長天像や広目天像、人頭有翼の獅子像など、さまざまな石像が配置されています。
広大な緑地の中を散策しながら、それぞれ趣の異なるモニュメントを巡ることができます。
カフェやショップでひと休み
頭大仏の水庭のほとりにはカフェやショップもあります。軽食やコーヒーを味わいながら休憩したり、オリジナルグッズを購入したりできます。
広い園内を散策した後に、ゆっくりと過ごせる場所としてもおすすめです。
自然とアートが融合した札幌の新名所
真駒内滝野霊園は、約180万平方メートルという広大な敷地の中に、豊かな緑や花々、巨大な石像、そして独創的な建築が共存する場所です。
特に安藤忠雄氏による頭大仏は、丘やラベンダー、雪景色と一体となった独特の美しさから、SNSなどでも注目を集めています。
札幌市内からも訪れやすく、自然の中を散策しながら建築やアートを楽しめるのが魅力です。北海道らしい雄大な自然と、ここでしか見られない独創的な景観を楽しめるスポットとして、国内外から多くの観光客が訪れています。