明治21年にアメリカ風ネオ・バロック様式で建てられた。「赤れんが」の愛称で広く道民に親しまれている。
内部には、文書館や樺太関係資料館などがあり、一般公開されている。国指定重要文化財。
北海道庁旧本庁舎は、北海道札幌市中央区に位置する歴史的建造物です。この建物は、1888年に建設され、アメリカン・ネオ・バロック様式を取り入れたレンガ造りの建築物として知られています。北海道庁旧本庁舎は、赤レンガ庁舎とも呼ばれ、現在では国の重要文化財に指定されています。
この庁舎の建設は、北海道の開拓使時代に遡ります。開拓使の廃止後、北海道庁が設立され、庁舎が必要となりました。設計は、開拓使の技師として活躍したジョサイア・コンドルの影響を受けており、アメリカン・ネオ・バロック様式を採用しています。完成当初から、庁舎は北海道の行政の中心として機能していました。
北海道庁旧本庁舎は、煉瓦造りの外壁が特徴で、その赤い色から「赤レンガ庁舎」の愛称で親しまれています。建物の中央には堂々とした塔がそびえ、バロック風の装飾が施されています。内部には、豪華な階段や木製の装飾があり、当時の建築技術の高さを感じさせます。
1923年の関東大震災では被害を受けましたが、その後修復されました。さらに1968年には大規模な修復工事が行われ、元の姿に忠実に復元されました。現在では、北海道の歴史を伝える重要な文化財として保存されています。
現在、北海道庁旧本庁舎は観光名所としても人気があります。館内には歴史資料館があり、北海道の開拓時代からの歴史を学ぶことができます。また、季節ごとに庭園の景色が変わり、特に桜の季節には多くの観光客が訪れます。
北海道庁旧本庁舎へのアクセスは、札幌駅から徒歩圏内にあり、公共交通機関を利用しても便利です。札幌市中心部に位置しているため、市内の他の観光地とも組み合わせて訪れることができます。
北海道庁旧本庁舎は、その美しい建築と豊かな歴史を通じて、北海道の魅力を伝える重要な場所です。訪れる人々にとって、過去と現在が交差する特別な体験を提供してくれることでしょう。北海道を訪れる際には、ぜひ一度足を運んでみてください。
8:45~18:00
年末年始
無料
札幌駅から徒歩で5分