温泉情緒を感じる街歩き
温泉街には、湯けむりが立ち上る「湯けむり坂」や、温泉水が流れ落ちる「湯の滝」など、温泉地ならではの風景があります。
無料で利用できる足湯や手湯もあり、気温が低くなる春・秋・冬には、川面からも湯けむりが立ち上ります。温泉街を歩くだけでも、情緒豊かな湯の町の雰囲気を楽しめます。
四季折々の自然を楽しめる温泉地
定山渓温泉は、四季によって異なる表情を見せることでも知られています。
春には新緑が芽吹き、夏には涼やかな渓谷の自然を楽しめます。秋になると山々が鮮やかな紅葉に染まり、定山渓を代表する景観となります。
冬には雪に包まれた幻想的な風景が広がり、近隣の定山渓高原札幌国際スキー場ではスキーやスノーボードを楽しめます。一年を通して、温泉と自然、レジャーを満喫できる観光地です。
定山源泉公園で温泉を体験
橋の近くにある定山源泉公園には、源泉を利用した足湯や「おんたまの湯」があります。
おんたまの湯には80℃を超える高温の源泉が注がれており、物産館で網に入った生卵を購入すれば、温泉の熱を利用して自分で温泉卵を作ることができます。
温泉卵は通常20分ほどで仕上がり、定山渓ならではの温泉体験として楽しめます。
定山渓のシンボル「二見吊橋」
二見吊橋は、定山渓を代表する真っ赤な吊橋です。橋の上からは、切り立った奇岩が連なる「かっぱ淵」や、伊勢の二見浦にある夫婦岩に由来する「二見岩」など、渓谷の美しい景観を眺められます。
二見吊橋からは自然散策路「二見定山の道」へと続いており、四季を通して自然散策を楽しめます。
春には山野草と雪解け水のせせらぎ、夏には涼やかな森林の緑、秋には錦色に染まる紅葉、冬には雪に覆われた静かな景色が広がります。
夏の夜には、二見公園から二見吊橋までの区間がライトアップされ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を楽しめます。
鹿が傷を癒したと伝わる温泉
定山渓温泉の歴史は、1866年に修験僧の美泉定山がこの地の温泉を発見したことから始まります。
美泉定山は、「鹿が傷を癒す秘湯がある」という噂を聞き、アイヌの人々の案内によって温泉を訪れたと伝えられています。その後、数々の困難を乗り越えながら温泉の礎を築いた功績をたたえ、この地域は「定山渓」と呼ばれるようになりました。
自然に湧き出る豊かな温泉
定山渓温泉には56か所の泉源があり、温泉街を流れる豊平川の月見橋付近と高山橋付近に集中しています。
川岸や川底の岩盤にある割れ目から温泉が自然に湧き出しており、毎分約8,600リットルという豊富な湧出量を誇ります。湧出温度は60~80℃と比較的高温です。
泉質はナトリウム塩化物泉で、無色透明の湯に、まろやかな塩味が感じられるのが特徴です。
「かっぱ」が親しまれる温泉街
定山渓温泉には、地域に伝わるかっぱ伝説にちなんだモニュメントが数多く設置されています。
二見公園には定山渓温泉のシンボルである「かっぱ大王像」があり、湯の滝には露天風呂に入る河童の像も設置されています。
さらに、北海道内外の彫刻家が制作した「メルヘンかっぱ像」なども温泉街の各所で見ることができ、定山渓ならではのユニークな景観をつくっています。
地域のマスコットキャラクター「かっぽん」も登場し、定山渓はまさに「かっぱの温泉街」として親しまれています。