レンガ造りのビール博物館では、120年を超えるサッポロビールの歴史や醸造工程を紹介していて有料の試飲コーナーもある。売店では、北海道日本ハムファイターズグッズなど色々なお土産も販売している。
サッポロビール博物館は、北海道札幌市東区に位置するビールに関する博物館で、日本で唯一のビール博物館です。この博物館は、ビールの歴史や製造過程を学べるだけでなく、試飲も楽しめるため、多くの観光客やビール愛好家に人気があります。
サッポロビール博物館は、1987年に開館しました。建物は1890年に建設された赤レンガの建物で、もともとは製糖工場として使用されていましたが、後にビール醸造所として改装されました。この歴史的な建物は、札幌市の歴史的建造物に指定されており、訪れる人々にとって貴重な文化財でもあります。
博物館の設立の背景には、サッポロビール株式会社が持つビールに対する情熱と、日本国内外の人々にビールの魅力を伝えたいという思いがありました。これにより、ビールの歴史や文化を広める場としてサッポロビール博物館が誕生しました。
サッポロビール博物館では、ビールの歴史や製造過程に関する多彩な展示が行われています。展示は大きく分けて、ビールの誕生と発展、日本におけるビールの歴史、サッポロビールの歩みの三つのテーマに分かれています。
ビールの誕生と発展のセクションでは、古代メソポタミア文明から始まるビールの歴史を学ぶことができます。日本におけるビールの歴史のセクションでは、幕末から明治時代にかけてのビールの普及と、日本でのビール製造の始まりについて詳しく紹介しています。サッポロビールの歩みのセクションでは、サッポロビール株式会社の創業から現在に至るまでの歴史とその発展を展示しています。
サッポロビール博物館では、展示を見学するだけでなく、実際にビールの試飲を楽しむことができます。試飲コーナーでは、サッポロビールの各種製品を試すことができ、新鮮なビールの味を体験できます。また、ビールの製造工程を間近で見学できるツアーも用意されており、ビールがどのように作られるかを学ぶことができます。
特に人気なのが、有料の試飲コースで、ここでは通常のビールに加えて、限定品や季節限定のビールも楽しむことができます。このコースは、ビールの味わいを深く知る絶好の機会となっており、多くのビールファンに支持されています。
博物館内には、サッポロビールの関連商品を購入できるショップが併設されています。ここでは、ビールグラスやTシャツ、サッポロビール限定のアイテムなど、多彩な商品が揃っています。また、ビールに合うおつまみや、北海道産の特産品も販売されており、お土産選びにも最適です。
さらに、博物館にはビールレストランもあり、新鮮なビールとともに北海道の食材を使った料理を楽しむことができます。ビールレストランでは、ビールとの相性を考慮したメニューが豊富に揃っており、ビールと食事のペアリングを楽しむことができます。
サッポロビール博物館へのアクセスは、公共交通機関が便利です。札幌市営地下鉄東豊線の「東区役所前駅」から徒歩10分ほどで到着します。また、札幌駅からもバスが運行されており、観光客にとってアクセスしやすい場所にあります。
博物館の開館時間は通常午前9時から午後6時までで、入館は無料です。ただし、試飲コースや特別展示には有料のものもあるため、事前に確認することをおすすめします。定休日は月曜日ですが、祝日の場合は翌日が休館日となります。
サッポロビール博物館は、日本のビール文化を深く理解し、楽しむことができる貴重な場所です。ビールの歴史や製造過程を学びながら、新鮮なビールの試飲を楽しむことができるこの博物館は、ビール愛好家のみならず、幅広い層の観光客にとって魅力的なスポットです。札幌を訪れた際には、ぜひサッポロビール博物館に足を運んでみてください。
博物館 9:00~18:00(入館は17:30まで)
年末年始(12/30~1/4)
博物館見学は無料
試飲のみ有料
札幌駅前(東急百貨店の南側)から中央バス環88で15分 → サッポロビール園から徒歩
札幌駅北口からタクシーで5分
地下鉄東豊線東区役所前から徒歩で10分