1972年に完成したアーチ式コンクリートダム
豊平峡ダムは1972年に完成しました。建設工事は1965年に始まり、約7年をかけて整備されています。
高さ102.5m、長さ305mのアーチ式コンクリートダムで、アーチ状の構造によって水圧を受け止める特徴的な形状をしています。完成当時は国内でも最大級のアーチ式ダムとして注目を集めました。
札幌市の水源として活躍するダム
豊平峡ダムは、洪水調節や農業用水の供給、発電などを目的とする多目的ダムです。
ダムには札幌ドーム約30杯分に相当する水を貯めることができ、札幌市の暮らしを支える重要な水源となっています。
ダム湖「定山湖」と雄大な山々
ダムによって生まれた湖は定山湖と呼ばれ、周囲を山々と森林に囲まれています。
湖面に映る山々や季節の木々、切り立った岩壁などが一体となり、ダム湖ならではのダイナミックな景観をつくり出しています。
迫力満点の観光放流
豊平峡ダムでは、豪快に水が流れ落ちる観光放流も見どころのひとつです。
巨大なダムから勢いよく放たれる水と、周囲の岩壁や森林が織りなす景色は迫力があり、ダムのスケールを間近で感じることができます。
北海道を代表する紅葉の名所
豊平峡ダム周辺は、札幌近郊でも特に人気の高い紅葉スポットです。
秋になると山々が赤や黄色に染まり、色づいた木々が定山湖の水面に映り込みます。雄大なダムと湖、紅葉が組み合わさった景色は、豊平峡ならではの絶景です。
春の新緑から夏の涼やかな景色まで
豊平峡は秋だけでなく、四季を通じて自然の美しさを楽しめます。
春には新緑が芽吹き、夏には森林の緑と涼やかな山の空気に包まれます。季節によって変化するダム湖周辺の景観を眺めながら、自然の中を散策できます。
ダム入口からは徒歩または電気バスで
豊平峡ダムは支笏洞爺国立公園内に位置しており、環境保護のため、ダム入口からダムまでの約2kmは一般車両、バイク、自転車の通行が通年禁止されています。
ダムへ向かう際は、徒歩または電気バスを利用します。遊歩道を歩く場合は駐車場からダムまで片道約30分。道中では、季節の植物を眺めたり、九段の滝の景観を楽しんだりできます。
豊平峡の見どころを巡る
ダム周辺には、ダム本体以外にもさまざまな見どころがあります。
山の中腹にある展望レストランや、展望台へ向かうリフトカー、展望デッキ、ダム上部の通路へつながるカムイ・ニセイ橋、九段の滝など、自然と人工構造物がつくり出す景観を楽しめます。
自然の中で楽しむアクティビティ
豊平峡ダム周辺では、自然を身近に感じられるアウトドア体験も楽しめます。ダム湖ではカヌーやボートを楽しめるほか、周辺の散策路では景色を眺めながらのハイキングもおすすめです。
季節によっては、雪に覆われた自然の中を歩くスノーシューなど、北海道ならではのアクティビティも楽しめます。
環境と自然を守りながら楽しむ観光地
豊平峡ダム周辺では、豊かな自然環境を守るため、一般車両の乗り入れを制限するなどの取り組みが行われています。
訪れる際には、植物を傷つけたり、ごみを残したりしないなど、周囲の自然環境に配慮しながら散策を楽しむことが大切です。
豊平峡温泉とあわせて楽しむ
豊平峡ダムの観光と豊平峡温泉を組み合わせるのもおすすめです。
雄大なダムと渓谷の景観を楽しんだ後、温泉でゆっくりと体を休めれば、札幌近郊で自然と温泉を満喫する一日を過ごせます。
ダムと湖と四季の自然を満喫
豊平峡ダムは、高さ102.5mのアーチ式ダムと定山湖、切り立った岩壁、豊かな森林が一体となったスケールの大きな観光スポットです。
特に紅葉の季節は美しく、ダムからの観光放流や九段の滝、展望台などとあわせて、迫力ある自然景観を楽しめます。札幌市街地から少し足を延ばして、北海道の雄大な自然を体感したい方におすすめのスポットです。