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平湯温泉

(ひらゆ おんせん)

乗鞍岳の麓に湧く、奥飛騨最古の歴史ある温泉

平湯温泉は、岐阜県高山市の奥飛騨温泉郷に位置する、奥飛騨を代表する歴史ある温泉地です。標高約1,283mの山間にあり、周囲には北アルプスの雄大な山々が連なっています。豊かな自然に囲まれた環境で、四季折々の山岳風景と温泉を楽しめるのが魅力です。

温泉街の中心には大規模なバスターミナルがあり、旅館やホテル、飲食店、土産物店などが集まっています。かつては山あいの秘湯として知られていましたが、現在では乗鞍岳や上高地、新穂高、高山などを巡る際の交通拠点として、多くの旅行者に利用されています。近年は海外からの観光客も訪れ、にぎわいを見せています。

平湯温泉を拠点に、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉といった奥飛騨温泉郷の温泉地を巡るのもおすすめです。それぞれ異なる雰囲気の温泉を楽しみながら、奥飛騨の自然や文化に触れることができます。

豊富な湯量と多彩な泉質

平湯温泉には約40の源泉があり、毎分約13,000リットルという豊富な湯量を誇ります。泉質も多彩で、炭酸水素塩泉、塩化物泉、単純温泉、硫黄泉など、さまざまな温泉を楽しめます。

温泉は、日々の疲れを癒やし、ゆったりとした時間を過ごしたい方にぴったりです。泉質や効能は施設や源泉によって異なるため、入浴する際には各施設の案内を確認するとよいでしょう。

温泉街の散策と日帰り入浴

平湯温泉の温泉街には、旅館やホテルのほか、共同浴場、足湯、土産物店などが点在しています。温泉に入るだけでなく、散策しながら地域の雰囲気や飛騨の味覚を楽しめるのも魅力です。

ひらゆの森

ひらゆの森は、温泉街の入口付近にある日帰り入浴も可能な温泉施設です。泉質や湯温の異なる16種類の露天風呂があり、周囲の自然を感じながら湯浴みを楽しめます。

施設内には合掌造りの休憩室や原生林の散策路があり、入浴後もゆっくりと過ごせます。食事処では、手打ちそばや飛騨牛の鉄板焼き、冬季限定のしし鍋など、飛騨地方ならではの味覚を堪能できます。

敷地内には灯台を模した「森の灯台」と、その下に設けられた足湯もあります。温泉にゆっくり浸かりたい方はもちろん、観光途中にひと休みしたい方にもおすすめです。

共同浴場と神の湯

温泉街には共同浴場もあり、宿泊施設の大浴場とは異なる、地域に根差した温泉文化に触れられます。また、温泉街から少し離れた山中には、平湯温泉発祥の露天風呂と伝えられる「神の湯」があります。

木々に囲まれた素朴な環境が特徴で、山あいの温泉らしい落ち着いた雰囲気を味わえます。近くには不動明王が安置されており、武田信玄の軍勢を温泉へ導いたという白猿伝説も伝わっています。なお、入浴施設の営業状況や利用条件は、訪問前に確認することをおすすめします。

平湯温泉の歴史と白猿伝説

平湯温泉の開湯は戦国時代にさかのぼると伝えられています。武田信玄の軍勢が飛騨へ攻め入った際、兵士たちが硫黄岳の毒ガスに苦しんでいたところ、一匹の白い猿が温泉へ導いたという伝説が残されています。この物語は、平湯温泉の歴史を語るうえで欠かせない伝承の一つです。

江戸時代には、北陸の大名たちが参勤交代の際に立ち寄ったとされ、湯治場として栄えました。長い歴史を持つ平湯温泉は、現在も奥飛騨の温泉文化を伝える重要な場所となっています。

平湯温泉周辺の見どころ

平湯温泉の周辺には、温泉だけでなく、歴史や文化、自然を楽しめる観光スポットが点在しています。

足湯公園

散策の途中に気軽に温泉を楽しめるスポットです。周囲の山々を眺めながら足を温め、旅の疲れを癒やすひとときを過ごせます。

平湯神社

平湯温泉の地域に根差した神社です。温泉街を巡る際に立ち寄り、山里の信仰や土地の歴史に触れてみるのもよいでしょう。

平湯民俗館・篠原無然記念館

平湯民俗館では、地域の暮らしや伝統文化に関する資料に触れることができます。敷地内には高山市指定文化財の豊坂家があり、昔ながらの建築から飛騨の生活文化を感じられます。また、篠原無然記念館では、飛騨の山村文化に関わる人物の足跡をたどることができます。

平湯薬師堂仏殿

高山市指定文化財に指定されている仏殿です。温泉地に息づく信仰や歴史を感じられる場所として、周辺散策の際に訪れたいスポットです。

平湯温泉スキー場

冬には、平湯温泉周辺の雪景色とともにウィンタースポーツを楽しめます。スキーや雪遊びを満喫した後に温泉で体を温めるのも、冬の奥飛騨ならではの楽しみ方です。

平湯大滝

平湯温泉周辺を代表する自然景観の一つが、落差約64mを誇る平湯大滝です。豊かな水が勢いよく流れ落ちる姿は迫力があり、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。周辺の山々と滝が織りなす景色も見どころです。

飛騨・北アルプス自然文化センター

奥飛騨や北アルプスの自然、動植物、地域の文化について知ることができる施設です。山岳観光の前後に立ち寄れば、周辺の自然環境への理解を深められます。

アクセスの拠点として便利な平湯温泉

平湯温泉は、国道158号沿いに広がる温泉地で、温泉街の中心にある平湯バスターミナルが交通の拠点となっています。岐阜県と長野県を結ぶ安房トンネルの岐阜県側に位置し、奥飛騨の各温泉地や周辺の山岳観光地を巡る際にも便利です。

高山方面からはバスでアクセスでき、上高地や乗鞍岳、新穂高方面への観光にも利用されています。車で訪れる場合も、高山方面から比較的アクセスしやすく、北アルプスの自然を楽しむ旅行の拠点として適しています。

温泉と北アルプスの自然を満喫する旅へ

平湯温泉は、豊富な湯量と多彩な泉質、歴史ある温泉文化、そして北アルプスの雄大な自然が魅力の温泉地です。温泉街でのんびり過ごすのはもちろん、周辺の滝や神社、民俗資料館などを巡ることで、奥飛騨の魅力を幅広く楽しめます。

四季折々に変化する山の景色を眺めながら温泉に浸かり、飛騨の郷土料理を味わう。そんなゆったりとした旅を楽しみたい方におすすめの観光地です。

Information

名称
平湯温泉
(ひらゆ おんせん)
Hirayu Onsen
リンク
公式サイト
住所
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯
電話番号
0578-89-3030
アクセス

高山駅から濃飛バスで60分 → 平湯温泉から徒歩
高山ICから車で45分

エリア
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