幻想的な光景と珍しい鍾乳石
飛騨大鍾乳洞は、1965年に発見され、1968年に観光鍾乳洞として一般公開されました。観光洞部分は全長約800メートル、未開発洞部分は約1000メートルに及びます。この鍾乳洞からはウミユリやフズリナなどの化石が多数発見され、2億5千万年前にこの地域が海底だったことを物語っています。
竜宮の夜景(第1洞)
入場してすぐの場所で、青く照らされた地下水の上に広がる蒼白の鍾乳石が神秘的な世界を演出しています。
夢の宮殿(第1洞)
鍾乳管(ストロー)と呼ばれるつららのような鍾乳石が多く見られます。
愛深スポット(第2洞)
第1洞と第2洞を結ぶ地下トンネルで、様々なLEDライトが幻想的な空間を作り出します。このトンネルを通るカップルの愛は深まると言われています。
月の世界(第3洞)
細い道のりを辿った先にあり、洞穴サンゴで形成され、大胆な石の裂け目が見事です。
大橋コレクション館
鍾乳洞に併設されている大橋コレクション館には、世界の美術品や装飾品、銘石、姿石、奇石、化石など約1000点が展示されています。鍾乳洞の入場料でコレクション館も自由に見学できるため、気軽に立ち寄れる場所となっています。特に注目される展示物として、1989年に鍾乳洞発見25周年を記念して製作された2億円相当の金塊があります。この金塊は2007年に強奪され、その後犯人が逮捕されて返還されましたが、複数の塊や粉末になっていました。現在は、元の金塊を模した鉛製のレプリカと共に展示されています。
洞窟低温貯蔵酒蔵
飛騨大鍾乳洞の洞内環境を利用して、日本酒、焼酎、ワインを低温で貯蔵しています。低温で長期貯蔵することで、まろやかな味わいになるお酒が楽しめます。これらのお酒はお土産としても人気があり、貯蔵キープも可能です。