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白川郷

(しらかわごう)

合掌造りが残る日本の原風景

白川郷は、江戸時代末期から明治時代末期にかけて建てられた、豪雪地帯に特有の合掌造りの集落です。この地域は山と川、田園と木造住宅が織りなす日本の原風景を堪能できる場所として知られています。

合掌造りの特徴

合掌造りは木の梁を山形に組み合わせて建てられた建築様式で、急勾配になった茅葺き屋根が特徴です。この屋根は雪を落としやすくするためのもので、葺き替えが地域住民の共同作業で30年から40年に一度行われています。白川郷は、今も実生活の場として合掌造りが使われている貴重な地域です。

歴史的背景

白川郷は、岐阜県内の庄川流域の呼称であり、現在の大野郡白川村、高山市荘川町(旧荘川村)、および高山市清見町(旧清見村)の一部を含みます。白川村を「下白川郷」、その他の地域を「上白川郷」と呼びますが、今日では白川村のみを指すことが多いです。

世界遺産登録

白川郷の荻町地区は、合掌造りの集落として評価され、1976年に重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。また、1995年には五箇山(相倉地区、菅沼地区)と共に「白川郷・五箇山の合掌造り集落」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。この地域は、実生活の場として使われ続けていることが他地域の合掌民家集落と異なる点です。

保存活動

「世界遺産白川郷合掌造り保存財団」などの団体が保存活動を行っており、地域の文化と景観を守るために尽力しています。毎年1月と2月頃の週末には、夜間ライトアップが行われ、多くの観光客が訪れます。なお、2019年からライトアップ見学は完全予約制となりました。

公開施設・名所

白川郷には、以下のような公開施設や名所があります:

アクセス情報

白川郷への交通手段は多岐にわたります。

自動車

東海北陸自動車道 白川郷インターチェンジからすぐで、名古屋市から約2時間15分、岐阜市から約2時間、高山市から約50分、富山市から約1時間15分です。国道156号を利用すれば、岐阜市から約3時間、高山市から約2時間です。白山白川郷ホワイトロード(旧白山スーパー林道)の岐阜県側の入口もこの地域にあります。

路線バス

下記の路線バスを利用できます。いずれも白川郷バスターミナルで下車します:

空港から

富山空港より、富山地鉄バスが1日に2往復運行しています。

フィクションにおける聖地

白川郷は多くのフィクション作品の舞台としても知られています。

ドキュメンタリー

NHK特集「奥飛騨白川郷 〜合掌屋根を葺く〜」(1982年、NHK)などのドキュメンタリーでも取り上げられています。

白川郷の美しい風景と文化は、日本の伝統的な暮らしを現代に伝える貴重な遺産です。訪れる際には、その歴史と文化を尊重し、地域の保存活動に理解と協力を示しましょう。

Information

名称
白川郷
(しらかわごう)
Shirakawa-go
リンク
公式サイト
住所
岐阜県大野郡白川村荻町2495-3
電話番号
05769-6-1013
営業時間

8:00~17:00

駐車場
約200台 有料
アクセス

東海北陸自動車道「白川郷IC」から「村営せせらぎ公園駐車場」

名古屋、金沢等の電車の駅から高速バスを利用(金沢・富山からは高速バスで約1時間半、名古屋からは2時間ほど)

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