市の南部平尾の高台を利用して造成された南公園は桜の名所であり、動植物園・展望台がある。約160種類の動物がいる動物園。アジア一の大温室には約900種類、その他には約1260種類の植物とさまざまな庭園がある植物園。動物園と植物園は陸橋で結ばれ、自由に往来できる。
福岡市動植物園は、福岡県福岡市中央区に位置する動物園と植物園が一体となった施設です。1953年に開園し、以来、多くの市民や観光客に親しまれています。園内には、さまざまな動物や植物が展示されており、教育やレクリエーションの場として重要な役割を果たしています。
福岡市動植物園は、福岡市中央区南公園にある市営の動物園と植物園です。園内は動物園エリアと植物園エリアに分かれており、陸橋で結ばれています。
動物の種類: 約160種類
主な展示動物:
施設:
植物の種類: 約2,600種類
主な施設:
動物園:
植物園:
福岡市動植物園は、戦後の福岡市の復興と共に設立されました。1953年に動物園として開園し、その後、植物園が併設されました。開園以来、多くの人々に愛され、地元の子供たちにとっては学びの場として、また家族連れの憩いの場として利用されています。園内では、動物や植物の保護・繁殖活動も積極的に行われており、環境教育にも力を入れています。
福岡市動植物園の動物園エリアには、約120種類、約700点の動物が展示されています。人気の動物には、アフリカゾウ、ライオン、キリン、レッサーパンダなどがいます。特にアフリカゾウの展示は広く、自然に近い環境で飼育されているため、訪れる人々に感動を与えます。
また、「ふれあい動物広場」では、子供たちがウサギやモルモットなどの小動物と直接触れ合うことができ、動物への親近感を深めることができます。さらに、動物の食事風景やトレーニングを見学できるイベントも定期的に開催されており、動物たちの自然な行動を観察することができます。
植物園エリアには、約2000種類の植物が展示されています。園内には温室や花壇、バラ園などがあり、四季折々の花や植物を楽しむことができます。特に温室内には、熱帯植物やサボテン、多肉植物などが展示されており、普段見ることのできない珍しい植物も観察することができます。
また、植物園では園芸教室やガーデニング講座などの教育プログラムも充実しており、植物についての知識を深めることができます。訪れる人々は、美しい植物の景観を楽しみながら、自然と調和した生活を学ぶことができます。
福岡市動植物園では、年間を通じてさまざまな教育プログラムやイベントが開催されています。子供向けの自然観察会や動物ガイドツアー、植物のワークショップなど、幅広い年齢層が楽しめる内容が揃っています。また、季節ごとのイベントも豊富で、春の「桜まつり」や夏の「夜間開園」、秋の「収穫祭」など、多くの来園者が訪れます。
特に人気なのが、夏の夜間開園で、夜の動物たちの様子を観察できる貴重な機会です。ライトアップされた園内は幻想的な雰囲気に包まれ、特別な体験を提供します。
福岡市動植物園へのアクセスは、公共交通機関が便利です。最寄りの駅は福岡市地下鉄七隈線の「薬院大通駅」で、駅から徒歩約10分の距離にあります。また、西鉄バスも運行しており、「動植物園前」バス停からも徒歩すぐです。車でのアクセスも可能で、園内には駐車場が完備されています。
開園時間は、午前9時から午後5時まで(最終入園は午後4時30分)で、休園日は毎週月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始です。入園料は、大人600円、高校生300円、中学生以下は無料です。年間パスポートも販売されており、頻繁に訪れる人にはお得な選択です。
福岡市動植物園を訪れる際には、動物や植物の保護を考慮し、展示物に触れないようにしましょう。特に、ふれあい動物広場では、動物たちにストレスを与えないように優しく接してください。また、園内は広いため、歩きやすい靴や服装で訪れることをおすすめします。ゴミは必ず持ち帰り、園内の美しさを保つよう心掛けましょう。
福岡市動植物園は、その多様な動物や植物、そして充実した教育プログラムで多くの人々に愛される施設です。自然と触れ合いながら、学びと楽しみを提供するこの場所は、家族連れや観光客にとって理想的なスポットです。ぜひ一度、福岡市動植物園を訪れて、その魅力を体感してみてください。
9:00~17:00
月曜日(祝日の場合は翌日)、年始年末(12月29日~1月1日)
※3月の最終月曜は開園
大人 600円
高校生 300円
中学生以下 無料
博多駅からバスで25分
西鉄バス動物園前・泰星高校前下車