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マリンワールド海の中道

(うみ なかみち)

九州最大級の水族館で、海の生き物と触れ合い、感動体験

マリンワールド海の中道は、福岡県福岡市に位置する水族館で、その正式名称は「海の中道海洋生態科学館」です。1989年4月に開館し、1995年4月に改装・増築されました。この水族館は「対馬暖流」をテーマにしており、熱帯から寒帯までの魚350種類20,000点をそのままの生態で展示しています。

館内には、魚類だけでなくイルカ、ゴマフアザラシ、ラッコ、ウミガメなども展示されており、イルカ・アシカショーや巨大なシロワニが泳ぐパノラマ大水槽が見どころの一つです。また、2000年からは夏休み期間中を中心に夜間営業も行っています。

立地と建築デザイン

マリンワールドは、「海の中道」と呼ばれる砂州に位置し、海の中道海浜公園の敷地内に立地しています。このため、福岡市内にありながらも市街地の喧騒から離れた、自然豊かな環境に囲まれています。施設の建物は貝殻をモチーフとした半円形のデザインで、ワイヤーで固定されたテント型屋根が特徴的です。また、マスコットキャラクター「メガトット」は、メガマウスをモチーフにしたもので、デザインはひこねのりおによるものです。

主要な施設

外洋大水槽

館内には1階から2階にかけて貫かれたパノラマ大水槽があり、その大きさは24m×10m、水深7m、水量は1,400トンに達します。この水槽では80種2万匹以上の魚が回遊しており、そのうちサメは20種100匹、イワシは2万匹もいます。暗くなった館内では、ライトアップされた水槽内を泳ぐ大型のサメやエイ、そしてマイワシの群れが幻想的な光景を作り出し、来館者を楽しませています。また、ダイバーが水中カメラで撮影したライブ映像や、ダイバーとの会話・解説が楽しめる「ダイバー魚ッチング」も行われています。

ショープール

イルカやアシカのショーが行われるショープールは、バンドウイルカ、カマイルカ、ハナゴンドウ、コビレゴンドウ(クジラ)が飼育されています。ショープールは2階と3階に位置しており、観覧席からショーを楽しむことができます。1階部分はガラス越しに水中の様子を観察できるレストランとなっており、イルカの泳ぐ姿を眺めながら食事を楽しむことができます。また、ショープールの周辺には軽食を提供するフードショップもあります。

かいじゅうアイランドとうみなかCUBE

2009年4月に開業20周年を記念して、新たに「かいじゅうアイランド」が竣工しました。このエリアでは、カリフォルニアアシカやゴマフアザラシが展示され、1階と2階を結ぶ螺旋状のスロープで来館者は両面から観察することができます。また、海中の生物の習性を利用した行動展示も行われており、来館者が餌やりを楽しめる「パクパクアザラシ」などのイベントも開催されています。

その他の施設

レストラン

1階のショープール前にはレストランがあり、カレーライスやうどん、お子様ランチなど多彩なメニューが提供されています。団体予約も可能で、イルカのショーを眺めながら食事を楽しむことができます。

その他の展示エリア

マリンワールドには、玄海灘荒波水槽、阿蘇 水の森エリア、スナメリプール、ペンギンの丘、ウミガメ水槽など多様な展示エリアがあり、季節によって変わる特別展示も楽しめます。また、2階には「たんけんビーチ」や「マリンホール」、3階には「ファンタジースロープ」といった施設があり、来館者は幅広い展示やイベントを楽しむことができます。

アトラクション

マリンワールド海の中道では、多様な展示とアトラクションが楽しめます。特に人気があるのが、「イルカショー」です。イルカたちの華麗なジャンプや愛らしいパフォーマンスは、子供から大人まで幅広い層に大人気です。また、「アシカショー」も見逃せないアトラクションで、アシカのユーモラスな動きとトレーナーとの息の合ったパフォーマンスが楽しめます。

「タッチプール」では、ヒトデやナマコなどの海洋生物に直接触れることができ、子供たちに大人気のエリアです。さらに、「ペンギン展示エリア」では、ペンギンたちの生活を間近で観察でき、その愛らしい姿に癒されます。

教育・研究活動

マリンワールド海の中道は、「水族館は教育施設である」という理念のもと、教育・研究活動に力を入れています。展示や解説を充実させるために映像や音響機器を活用するだけでなく、体験学習プログラムや出張講話を積極的に行っています。また、遠隔授業や学習環境の情報化にも取り組んでおり、水族館と学校をテレビ電話やインターネットで結んだ教育活動を推進しています。

アクセス

鉄道・バスでのアクセス

JR九州香椎線「海ノ中道駅」から徒歩約7分の距離に位置しており、また西鉄バスの「マリンワールド海の中道」バス停からは徒歩約5分でアクセス可能です。

船でのアクセス

ももち(マリゾン)やベイサイドプレイス博多埠頭からも船でアクセスが可能で、それぞれ約15分の船旅で到着します。

車でのアクセス

福岡高速6号アイランドシティ線のアイランドシティ出入口からは約6.5km、または九州自動車道古賀インターチェンジからは約15.5kmの距離です。海浜公園と共用の有料駐車場も併設されています。

まとめ

マリンワールド海の中道は、豊かな自然に囲まれた環境で、様々な海洋生物の生態を楽しめる水族館です。家族連れから観光客まで幅広い層に親しまれており、教育・研究施設としての役割も果たしています。博多湾を一望できる立地と充実した展示内容は、訪れる人々に忘れられない体験を提供します。

Information

名称
マリンワールド海の中道
(うみ なかみち)
Marine World Uminonakamichi
リンク
公式サイト
住所
福岡県福岡市東区西戸崎18-28
電話番号
092-603-0400
営業時間

3月~11月 9:30~17:30
12月~2月 10:00~17:00
特別営業時間有

定休日

2月第一月曜日とその翌日

料金

大人 2,500円
シニア割引(65歳から)2,200円
高校生・大学生・専門学生 2,500円
小中学生 1,200円
幼児 700円(3才以上小学生未満)

駐車場
有料
アクセス

市営渡船海の中道 徒歩1分

海の中道駅 徒歩3分

エリア
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