昔ながらの製法が生む独特の食感
生麩は、小麦粉と水を練り合わせた生地からでんぷんを洗い流し、取り出したグルテンにもち粉などを加えて作ります。あわ麩は、この生地に粟を加えて成形し、加熱して仕上げるのが特徴です。
粟の粒が生麩のなめらかな食感にほどよいアクセントを添え、見た目にも素朴で上品な印象を与えます。素材の持ち味を生かす、京都らしい丁寧なものづくりが感じられる一品です。
田楽から鍋物まで、幅広い料理に活躍
あわ麩は、田楽や炊き合わせ、鍋物、おでん、天ぷらなど、さまざまな料理に利用できます。味噌を塗って香ばしく焼く田楽では、粟の食感と味噌の風味が調和。煮物や鍋物では、だしを含んだ生麩の柔らかな口当たりを楽しめます。
京料理やおばんざいにも欠かせない食材の一つで、料理に彩りと食感の変化を添えてくれます。京都を訪れた際には、伝統の生麩を使った料理を味わい、長く受け継がれてきた食文化に触れてみてはいかがでしょうか。