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賀茂なす 田楽

(かも でんがく)

肉厚でみずみずしい賀茂なすを香ばしく焼き、甘味噌で味わう京都の夏の風物詩

京都を代表する伝統野菜「賀茂なす」

賀茂なす田楽は、京都を代表する伝統野菜・賀茂なすを油でじっくり焼き、田楽味噌を添えて味わう料理です。丸くふっくらとした形が特徴の賀茂なすは、上賀茂や西賀茂周辺が主な産地として知られ、その名もこの地域に由来するといわれています。

直径10cmを超える大きな実は、きめが細かく、身がしっかり詰まっています。加熱しても形が崩れにくく、歯ごたえと果物のようなみずみずしさを楽しめることから、「ナスの女王」とも称されます。

油との相性が抜群の賀茂なす田楽

賀茂なすの持ち味を存分に味わえる代表的な料理が、賀茂なす田楽です。なすを厚めの輪切りや半分に切り、多めの油でじっくりと焼き上げます。油を含んだ身はとろりとしながらも食感が残り、賀茂なすならではの豊かな風味が引き立ちます。

焼き上がったなすには、甘味噌をたっぷりと添えます。田楽味噌は、味噌に酒やみりん、砂糖などを加えて煮詰めたもの。白味噌を使えばまろやかな甘みが、赤味噌を使えば深みのある味わいが楽しめます。味噌を塗った後に軽くあぶり、香ばしさを加える作り方もあります。

仕上げに木の芽、ごま、けしの実などを添えれば、香りや食感にも変化が生まれます。賀茂なすの豊かな食感と味噌の甘辛い風味が調和した、京都らしい上品な一品です。

祇園祭の季節に楽しむ夏の味覚

賀茂なすは、5月上旬から初秋にかけて収穫される夏野菜です。市場では250〜300gほどのものが一般的に流通し、京都の夏の食卓を彩ります。

初夏から料亭などで提供され、7月の祇園祭の時期には特によく見られる料理です。旬は6月から9月ごろ。京都を訪れるなら、季節の京野菜を生かした賀茂なす田楽を味わい、伝統の食文化に触れてみてはいかがでしょうか。

賀茂なすの歴史と栽培

賀茂なすの起源には諸説あり、かつて下鳥羽村の芹川で栽培されていたものが上賀茂へ伝わったという説もありますが、詳しい由来は明らかになっていません。

肥沃な土地に恵まれた上賀茂周辺では、すぐきなどの伝統野菜も栽培されてきました。賀茂なすは一般的ななすに比べて栽培が難しいとされ、その品質と風味は、地域の農家によって大切に受け継がれています。

Information

名称
賀茂なす 田楽
(かも でんがく)
Kamo Eggplant Dengaku
エリア
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カテゴリ
郷土料理・ローカルフード

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