真宗大谷派の本山で、正式名称は「真宗本廟」。当派の宗祖である親鸞の木像(御真影)を安置する「御影堂」と本尊である阿彌陀如來を安置する「阿弥陀堂」の両堂から成る。徳川家康から土地の寄進を受け創建されたが、その後幾度もの火災に遇っており、現在の建物は明治28年に再建されたもの。世界最大級の木造建築として知られる。御影堂の正面にある「御影堂門」は、京都三大門のひとつ。
【創建年代】1602年
東本願寺(ひがしほんがんじ)は、京都市下京区に位置する浄土真宗大谷派の本山です。正式名称は真宗本廟(しんしゅうほんびょう)であり、西本願寺と対をなす形で存在しています。東本願寺は、浄土真宗の開祖である親鸞聖人を奉る重要な寺院であり、多くの参拝者や観光客が訪れます。
東本願寺は、1602年に徳川家康によって設立されました。当時、浄土真宗本願寺派が分裂し、東西に分かれることとなり、それぞれが独自の寺院を築くこととなりました。東本願寺は、家康の支援を受けて現在の場所に建設され、その後も多くの信徒の支えを受けながら発展してきました。
東本願寺の境内には、多くの壮麗な建築物があります。特に有名なのは、御影堂(ごえいどう)と阿弥陀堂(あみだどう)です。御影堂は、親鸞聖人の御影を祀る堂宇であり、その広大な規模と美しい装飾が特徴です。阿弥陀堂は、阿弥陀如来を本尊とする堂宇で、信徒たちの祈りの場として重要な役割を果たしています。また、境内には美しい庭園もあり、四季折々の風景が楽しめます。
東本願寺は、多くの文化財を所有しており、その中には国宝や重要文化財に指定されているものもあります。例えば、唐門(からもん)は、その精巧な彫刻と美しいデザインで知られ、観光客に人気のスポットです。また、東本願寺の歴史的な建造物や美術品は、浄土真宗の信仰と日本の歴史を象徴するものとして大切にされています。
今日、東本願寺は宗教的な役割だけでなく、文化的・観光的な役割も果たしています。毎年多くの参拝者や観光客が訪れ、その美しい建築や庭園を楽しんでいます。また、東本願寺では、仏教の教えを広めるための講演会や文化イベントが頻繁に開催されており、地域社会との結びつきも深いです。さらに、東本願寺は国際的な交流にも力を入れており、海外からの訪問者も多く受け入れています。
東本願寺は、その歴史と伝統を守りながら、現代社会における仏教の役割を模索し続けています。未来に向けて、東本願寺はより多くの人々に仏教の教えを伝え、平和と共生の精神を広めることを目指しています。そのために、様々な活動やプロジェクトが進行中であり、今後も多くの人々に愛される存在であり続けるでしょう。
11月~2月 6:20~16:30
3月~10月 5:50~17:30
境内参拝自由
JR京都駅から徒歩で5分