浄土真宗本願寺派の本山本願寺。本堂(阿弥陀堂)・御影堂(大師堂)をはじめ大伽藍が並び築地塀をめぐらした大寺院。なかでも「日暮し門」の異名をもつ国宝唐門は必見。国宝・重文など文化財が多い。※北境内地には宿泊・食事の際に利用できる本願寺聞法会館がある。【創建年代】1272年
西本願寺(にしほんがんじ)は、京都市下京区に位置する浄土真宗本願寺派の本山です。正式名称は龍谷山本願寺であり、一般的には西本願寺と呼ばれています。この寺院は、日本の歴史的、文化的な遺産として非常に重要で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
西本願寺は、浄土真宗の開祖である親鸞聖人によって開かれました。寺院の歴史は古く、もともとは親鸞の廟所として鎌倉時代に創建されましたが、現在の所在地に移されたのは1587年のことです。この移転は、豊臣秀吉の命によるもので、以来、京都の中心部にその壮大な姿を保っています。
西本願寺の境内には、多くの重要文化財が含まれています。特に、御影堂(ごえいどう)と阿弥陀堂(あみだどう)は、その壮麗な建築で知られています。御影堂は、親鸞聖人の木像を安置する堂宇であり、阿弥陀堂は阿弥陀如来を本尊とする堂宇です。また、飛雲閣と呼ばれる茶室は、桃山時代の建築様式を伝える貴重な建物です。
西本願寺は、多くの国宝や重要文化財を所蔵しています。例えば、唐門(からもん)は、その美しい彫刻で知られ、「国宝」として指定されています。また、境内には「国宝の宝庫」と称されるほど多くの歴史的な建造物や美術品が存在します。これらの文化財は、浄土真宗の信仰とともに、日本の歴史や文化の一部として大切に守られています。
今日、西本願寺は宗教的な役割だけでなく、観光地としても多くの人々に親しまれています。毎年多くの参拝者や観光客が訪れ、その美しい庭園や歴史的建造物を楽しんでいます。また、仏教の教えを広めるための講演会や文化イベントも頻繁に開催されており、地域社会との関わりも深いです。これにより、西本願寺は現代においてもその価値を高め続けています。
3月~4月 5:30~17:30
5月~8月 5:30~18:00
9月~10月 5:30~17:30
11月~2月 5:30~17:00
境内参拝自由
京都駅から徒歩で15分