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庄内メロン

(しょうない)

甘い芳香とジューシーな果肉、夏の王様

庄内砂丘で栽培されるメロンは、甘い芳香とジューシーな果肉が特徴の逸品です。旬は6月20日頃から8月10日頃まで。庄内メロンを含む日本で流通しているネットメロンは、品質を高めるために1本の蔓から1個しか収穫しないことが一般的です。

山形県はメロンの生産量が全国第5位で、主に酒田市、鶴岡市、遊佐町などの庄内地域で栽培されています。庄内砂丘メロンは甘くて高品質なことで知られています。庄内砂丘でのメロン栽培は、大正7年に始まり、昭和42年頃には人気品種のプリンスメロンが生産されるようになりました。

庄内砂丘の特性

庄内砂丘は水はけの良い砂丘地で、メロン栽培に最適な条件を備えています。この地域は、昼間の強い日差しと夜の涼しさがあり、メロンの甘みが凝縮される理想的な環境です。庄内浜の近辺では、良質な地下水も利用され、砂丘地ならではのメロンが育ちます。

出荷時期と品種

庄内砂丘で栽培されるメロンの品種は、アンデスメロン、鶴姫、クインシー、マリアージュなど、様々な品種があります。例えば、「アンデスメロン」は爽やかな編み目模様とイエローグリーンの果肉が特徴で、「アンデスメロン1号」は特に食味が優れています。

「鶴姫」はJA鶴岡オリジナル品種で、緑肉の「鶴姫メロン」と赤肉の「鶴姫レッドメロン」があります。どちらも糖度が高く、贈答用としても人気です。

庄内砂丘メロンは、6月中旬からハウス栽培、7月上旬からトンネル栽培が出荷され、8月上旬まで続きます。

庄内砂丘の歴史

庄内砂丘は全長約35キロメートルにも及ぶ日本有数の砂丘です。かつては飛砂の猛威にさらされ、不毛の地とされていました。しかし、約300年前からのクロマツの植林により砂防林が形成され、地下水を利用した耕地化が進み、メロンなどの農産物が栽培されるようになりました。

防風林と庄内砂丘
庄内砂丘は、江戸時代からの防砂林によって守られています。冬の季節風から庄内平野の農作物を守るため、先人たちは知恵を絞り、砂の害や風害から平野を守ってきました。庄内砂丘の形成には、本間光丘などの豪農たちが貢献しました。

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庄内メロン
(しょうない)
Shonai Melon
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