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十六羅漢岩

( じゅうろく らかん いわ )

日本海の荒波に洗われる岩に彫られた羅漢像

吹浦海禅寺の21代寛海和尚が、仏教の隆盛と衆生の救済、海上安全を願って造仏を発願し、地元の石工たちを指揮して、1864年から5年の年月をかけ、明治元年に22体の磨崖仏を完成させました。この磨崖仏には、16の羅漢に加えて釈迦牟尼、文殊菩薩、普賢菩薩、観音、舎利仏、目蓮の三像を合わせて22体です。

これだけの規模で岩礁に刻まれているのは日本海側ではここだけといわれ、歴史的にも貴重な資源です。また、未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選(水産庁選定)にも選ばれています。

自然とのコントラスト

十六羅漢岩は、抜けるような青空の下での羅漢岩と日本海のコントラスト、あるいは日本海に沈む夕日のシルエットとしてひっそりたたずむ姿が特徴的です。これらの風景は訪れる者に時間を忘れさせるほど美しいものです。

展望台と観光スポット

眺望台には歌碑や句碑があり、素晴らしい夕日や飛島が望める名所となっています。十六羅漢岩の周辺には、出羽二見や西浜海水浴場、鳥海ブルーラインなどの観光スポットもあります。観光客はサンセット十六羅漢というお土産店や駐車場も利用できます。

十六羅漢まつり

毎年7月の最終土曜日に十六羅漢まつりが開催され、海上安全祈願祭が行われます。また、7月から8月の期間は18:00~21:00の時間帯にライトアップが行われ、夜間も美しい姿を楽しむことができます。

歌碑・句碑

十六羅漢岩の展望台には、齋藤勇や佐藤要人、松尾芭蕉などの歌碑や句碑が建てられています。これらの碑は、地域の歴史や文化を感じさせるものとなっています。

Information

名称
十六羅漢岩
( じゅうろく らかん いわ )
Juroku Rakan Iwa (Sixteen Arhats Rock)
エリア
山形県の観光地 酒田(庄内)の観光地
カテゴリ
史跡・文化財・建造物・世界遺産

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