山形県で梨の栽培は江戸時代初期より行われ、長い歴史を誇る。主な産地は酒田市と鶴岡市。とくに酒田市の刈屋エリアで作られる梨は「刈屋のなし」というブランドで全国に名高い。かつては「南の二十世紀、北の長十郎」と言われ、刈屋地区を中心に長十郎という品種の梨が作られたが、時代とともに、品種を変え、現在では「幸水」「豊水」を中心とした品種を栽培する。フルーツタウンと称される鶴岡市の櫛引エリアでは、観光果樹園が点在し、「幸水」「豊水」などの和梨をはじめ、ラ・フランスなどの洋梨ものフルーツ狩り体験が人気。
旬 9月 10月