登録有形文化財の建築
料亭「宇八楼」は、画家の竹久夢二が何度か足を運んでいたことでも知られています。国登録有形文化財に指定された建物は、当時の料亭の雰囲気を残しつつ、現代風に改修されています。
各部屋の意匠は全て異なり、とりわけ「床の間」「組子入建具」「襖の引き手」などは手の込んだしつらいとなっています。2階の東側は折上格天井で、襖間の仕切りを外すと106畳もの大広間となります。
展示内容
1階ではかつての料亭の各部屋を公開していて、各部屋では酒田の歴史や文化に触れることができます。北前船が運んだ富、その主役となった酒田商人、その商人が育んだ料亭文化、寺社、文人墨客などを紹介しています。
2階には日本三大つるし飾りのひとつ「酒田傘福」を常設展示しており、体験工房も併設されています。また、辻村寿三郎氏の創作人形「さかたの雛あそび」と「舞妓」「花うさぎ」が常設展示されている「辻村寿三郎の間」もあります。
館内の紹介
1階
ふれあいの間
喫茶「宵待亭」
売店「かぜまちや」
夢二の間
北前船の間
酒田商人の間
寺社めぐりの間
文人墨客の間
料亭文化の間
2階
傘福の間
傘福体験工房
辻村寿三郎の間