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斎藤茂吉記念館

(さいとう もきち きねんかん)

歌人と精神科医、斎藤茂吉の生涯と業績をたどる記念館

斎藤茂吉記念館は、山形県上山市にある歌人・精神科医斎藤茂吉を記念する文化施設です。茂吉の生家があった金瓶の近く、「みゆき公園」と呼ばれる丘に1968年(昭和43年)に開館しました。

館内には、茂吉が残した自筆原稿や書画、遺品など、貴重な資料が収蔵・展示されています。短歌の世界で大きな足跡を残した歌人としての活動だけでなく、精神科医・医学者としての仕事や、故郷との関わり、家族や友人との交流など、多面的な人物像に触れられるのが特徴です。

蔵王連峰を望む「みゆき公園」に建つ記念館

記念館は、上山市金瓶の南側にある丘の上に位置しています。東には蔵王連峰を望み、近くには最上川の支流である須川が流れています。

この一帯は、明治天皇が東北地方を巡幸した際に小休所としたことから、現在では「みゆき公園」と呼ばれています。春には桜が咲く名所としても知られ、四季の自然を感じながら記念館を訪れることができます。

茂吉ゆかりの自然豊かな丘

茂吉にとって故郷の自然は、短歌を生み出すうえでも大切な存在でした。蔵王連峰や須川を望むみゆき公園の景観は、茂吉の生まれ育った山形の風土を感じられる場所でもあります。

谷口吉郎・谷口吉生が手がけた建築

斎藤茂吉記念館の建物は、東京国立近代美術館など、数多くの美術館や劇場を手がけた建築家谷口吉郎の設計によって建てられました。

その後、1989年(平成元年)には、谷口吉郎の子息である建築家谷口吉生の設計によって大規模な増築・改修が行われています。さらに2018年には館内展示が大幅に更新され、バリアフリー化も進められました。

茂吉の文学資料だけでなく、建築そのものにも注目しながら見学できる文化施設です。

常設展示でたどる斎藤茂吉の生涯

館内の常設展示室では、斎藤茂吉の生涯や作品、活動をさまざまなテーマから紹介しています。

茂吉の生涯と作歌姿勢

茂吉の生涯をはじめ、短歌をつくる際の姿勢や歌人としての歩みについて、残された資料を通して紹介しています。自筆の原稿や書画などを見ることで、茂吉がどのように作品を生み出していったのかを身近に感じることができます。

医学者・精神科医としての茂吉

斎藤茂吉は歌人として知られる一方、精神科医・医学者としても活動しました。記念館では、文学者としてだけではなく、医学の道を歩んだ茂吉の姿にも焦点を当てています。

文学と医学という異なる分野で活躍した茂吉の足跡をたどることで、その幅広い活動と業績を知ることができます。

故郷・家族・交友関係

展示では、茂吉と故郷との関わりや家族、友人・知人との交流についても紹介されています。作品だけからは分からない茂吉の日常生活や人間関係を知ることで、歌人としての人物像をより立体的に感じられます。

自筆原稿や書画、貴重な遺品を展示

館内には、茂吉が実際に書いた自筆原稿や書画、遺品などが展示されています。長い年月を経ても残されている直筆資料は、茂吉の人柄や創作活動を知るうえで貴重な資料です。

著書や業績に関する資料も紹介されており、短歌史における茂吉の位置づけだけでなく、日々の生活や創作の背景にも触れることができます。

映像で知る茂吉の全生涯

映像展示室では、斎藤茂吉の生涯を概観できる映像が定時上映されています。資料を一つひとつ見ていくだけでなく、映像を通して茂吉の人生を時系列で知ることができるため、初めて茂吉について学ぶ人にも分かりやすい展示です。

茂吉と家族にまつわる記念室

館内には守谷夫妻記念室も設けられています。茂吉の甥である守谷誠二郎と、その妻ふみを顕彰するための展示室です。

このほか、茂吉の晩年の居室や、茂吉とその家族に関する展示も通年で行われています。文学者としての茂吉だけでなく、一人の人間としての生活や家族との関わりを知ることができます。

茂吉の肉声で短歌を聴く

館内ロビーには、茂吉本人の肉声による短歌朗詠を聴くことができる装置が設置されています。実際の声で短歌を聴くことで、文字として読むだけとは異なる、作品の響きやリズムを感じることができます。

みゆき公園に残る茂吉ゆかりの場所

記念館の周辺には、斎藤茂吉にゆかりのある場所が残されています。園内には、明治天皇が東北巡幸の際に休憩した環翠亭が復元されています。

環翠亭には茂吉も足を運び、短歌の創作に励んだと伝えられています。記念館だけでなく公園内を散策することで、茂吉が暮らした故郷の自然や、作品の背景となった風景を感じることができます。

歌人たちの歌碑

みゆき公園には、斎藤茂吉のほか、歌人伊藤左千夫や島木赤彦の歌碑も建立されています。近代短歌に関わる歌人の足跡に触れながら、静かな公園を散策することができます。

短歌史に大きな足跡を残した斎藤茂吉

斎藤茂吉は、短歌史において重要な位置を占める歌人の一人です。一方で精神科医・医学者としても活動し、文学と医学の双方で業績を残しました。

斎藤茂吉記念館では、作品だけでなく、自筆原稿や書画、遺品、医学に関する資料、家族や交友関係にまつわる資料などを通して、その生涯を多角的に紹介しています。

山形の自然と文学を感じられる文化スポット

斎藤茂吉記念館は、茂吉の作品や人生について学ぶだけでなく、彼が生まれ育った山形の風土を感じられる場所でもあります。

蔵王連峰を望むみゆき公園には桜をはじめとする四季の自然が広がり、園内には環翠亭や歌碑などの見どころもあります。記念館の展示とあわせて周辺を散策すれば、茂吉が故郷の風景と向き合いながら作歌した背景にも思いをはせることができます。

歌人としての創作活動、精神科医としての歩み、そして故郷や家族との関わりまで、さまざまな角度から斎藤茂吉の生涯と業績を知ることができる、上山を代表する文学・文化施設です。

開館と立地

斎藤茂吉記念館は1968年(昭和43年)に山形県上山市金瓶の南の丘に開館しました。この場所は東に蔵王連峰を仰ぎ、最上川支流の須川のほとりに位置します。明治天皇が東北巡幸の際に小休所としたことから「みゆき公園」と呼ばれ、春には桜の名所として賑わいます。

建築とリニューアル

記念館は東京国立近代美術館など多くの美術館や劇場を手がけた建築家、谷口吉郎の設計によって建てられました。1989年(平成1年)には、谷口吉郎の子息である谷口吉生の設計で大規模な増築・改修が行われました。2018年には館内展示を大幅に更新し、バリアフリー対応が進められました。

展示内容

館内では、斎藤茂吉の業績や生活を伝える資料が収蔵・展示されています。常設展示室には茂吉の自筆の書画や原稿、遺品などが展示され、「茂吉の生涯」「茂吉の作歌姿勢」「医学者茂吉」などのテーマに沿って紹介されています。映像展示室では、茂吉の全生涯を概観できる映像が定時上映されています。

記念室と居室

守谷夫妻記念室は、茂吉の甥である守谷誠二郎とその妻ふみを顕彰するための記念室です。茂吉晩年の居室や茂吉とその家族たちに関する展示も通年行われています。また、館内ロビーには茂吉の肉声による短歌朗詠が聴ける装置が設置されています。

歴史的背景

みゆき公園には、明治天皇が東北巡幸の際に休憩された環翠亭が復元されており、茂吉が足を運んで作歌に勤しんだことが伝えられています。園内には茂吉の他、伊藤左千夫、島木赤彦の歌碑も建てられています。

斎藤茂吉記念館は、短歌史上重要な位置を占める歌人であり、精神科医でもあった斎藤茂吉の業績を後世に伝える施設となっています。

Information

名称
斎藤茂吉記念館
(さいとう もきち きねんかん)
Saito Mokichi Memorial Museum
リンク
公式サイト
住所
山形県上山市北町弁天1421
電話番号
023-672-7227
定休日

水曜日(祝日の場合は翌木曜日休館)
7月第2週の7日間(日曜日~土曜日)
年末年始

料金

一般
大人600円(500円)
学生300円(250円)
小人100円(50円)

駐車場
有
アクセス

かみのやま温泉駅よりバス10分「茂吉記念館前」下車徒歩約5分
茂吉記念館前駅より徒歩3分
東北中央自動車道 山形上山ICより約5分

エリア
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