ドーナツのような形が特徴の「車麩」
六田で作られている麩は、「車麩」と呼ばれています。鉄棒に生地を巻き付けながら焼き上げ、できあがった麩を輪切りにすることで、中央に穴の開いた特徴的な形に仕上がります。
見た目はまるでドーナツのようで、ひと口大ほどの食べやすい大きさです。水分を含ませるとふっくらとした食感になり、料理のだしや調味料をよく含むため、煮物などにも適しています。
すき焼きだけではない、六田ならではの麩料理
麩は一般的にすき焼きなどの鍋料理や煮物に使われることが多い食材ですが、六田ではより幅広い料理に取り入れられています。
地元では、車麩をから揚げや炒め物、煮物などに利用することもあります。調理法によって食感や味わいが変化するため、同じ麩でもさまざまなおいしさを楽しめるのが魅力です。
麩を主役にした料理を味わえる専門店
六田には麩の専門店もあり、麩を主役にした料理を楽しめます。なかには、麩をさまざまな料理に仕立てた麩料理の懐石を提供する店もあり、伝統食材としての麩の奥深さを味わうことができます。
麩工房の見学で伝統の製法を知る
専門店では料理を味わうだけでなく、麩工房の見学ができるところもあります。見学は予約が必要な場合があるため、希望する際は事前に確認しておくと安心です。
六田に受け継がれる、地域の食文化
麩料理は、約500年にわたって受け継がれてきた六田の麩作りと、地域の食文化を今に伝える料理です。独特の形をした車麩は、だしを含ませる料理だけでなく、揚げ物や炒め物などにも活用できます。
東根市を訪れた際には、歴史ある六田の麩を使った料理を味わい、地域に根付いた伝統の麩文化に触れてみてはいかがでしょうか。