伝統と革新が融合する酒造り
鳴門鯛の酒造りでは、阿讃山脈の伏流水と、酒造りに適した良質な米が用いられています。長年培ってきた技術を受け継ぐ一方、独自の製法にも取り組んできました。その一つが、純米酒に超音波を当てて霧状の半気体にし、マイナス20℃で冷却して液体となった霧の雫を一滴ずつ集める「霧造り」です。この独自製法は、7年の歳月をかけて完成させたもの。伝統を守るだけでなく、酒造りの可能性を広げる姿勢がうかがえます。
繊細な香りと爽やかな味わいの「大吟醸 褒」
「鳴門鯛 大吟醸 褒(ほう)」は、酒造好適米の山田錦を精米歩合48%まで磨き上げ、醪の状態で30日間、じっくりと低温発酵させた大吟醸酒です。林檎を思わせる甘く繊細な香りと、春風のように爽やかで穏やかな味わいが魅力。華やかさと落ち着きを兼ね備えた、上品な一杯を楽しめます。
透明感のある余韻が魅力の「大吟醸 慶」
「鳴門鯛 大吟醸 慶」は、酒造好適米の最高峰とされる山田錦を精米歩合40%まで丁寧に磨き、蔵に伝わる伝統の技で丹念に仕込んだ一本です。低温発酵によって引き出された華やかな含み香と、絹のようになめらかな口当たりが特徴。飲み終えた後には、透明感のある爽やかな余韻が広がります。米と水、そして醸造技術が織りなす、雑味のない澄んだ味わいを堪能できます。
徳島の風土と蔵元の技が生む地酒
本家松浦酒造場は、文化元年(1804年)の創業以来、長い歴史の中で酒造りの技を磨いてきました。阿讃山脈の伏流水や酒造好適米の持ち味を生かしながら、独自の製法にも挑み続けています。
繊細な香りと穏やかな味わいを楽しめる「鳴門鯛」は、徳島の地酒を味わいたい方におすすめです。林檎のような香りの「大吟醸 褒」や、絹のような口当たりが魅力の「大吟醸 慶」など、それぞれの個性を比べながら、徳島に根付く酒造文化を楽しんでみてはいかがでしょうか。