鳴門金時の旨みを生かした伝統製法
鳴門うず芋の主役は、徳島県を代表するさつまいも「鳴門金時」です。鳴門金時は、鳴門海峡からもたらされるミネラルを含んだ砂地で育ち、上品な香りとほくほくとした食感、自然な甘みを持つことで知られています。その豊かな風味から、「さつまいもの女王」とも呼ばれています。
栗尾商店では、この鳴門金時を職人が包丁で一枚一枚丁寧に切り分け、じっくりと蒸し上げます。その後、創業以来80年以上にわたって継ぎ足してきた秘伝の「蜜床」に漬け込み、乾燥させて完成させます。素材の持ち味を生かすシンプルな製法だからこそ、芋の状態を見極める職人の経験と技が、仕上がりのおいしさを左右します。
秘伝の糖蜜が生む、奥深い甘み
鳴門うず芋の特徴は、鳴門金時の風味に、長年受け継がれてきた糖蜜の濃厚な甘みが重なることです。原料には鳴門金時のほか、砂糖やはちみつを使用し、それぞれの素材が持つ味わいを大切にしながら作られています。
表面にはほどよい歯ごたえがあり、内側はしっとりと柔らか。噛むほどにさつまいもの素朴な風味が広がり、蜜の甘みが後を引きます。自然な芋の味わいと糖蜜のコクが一体となった、シンプルだからこそ飽きのこないおいしさです。
全国に広がった徳島の銘菓
鳴門うず芋は、地元の人々の口コミを通じて全国へと知られるようになり、現在では栗尾商店を代表する銘菓として親しまれています。2007年から5年連続でモンドセレクション金賞を受賞し、国際最高品質賞にも輝きました。また、徳島県の「特選阿波の逸品」にも選ばれています。
長年守り続けてきた製法と、徳島の風土が育んだ鳴門金時の魅力が詰まった鳴門うず芋。お茶請けとしてはもちろん、徳島旅行のお土産や大切な人への贈り物にもおすすめです。ひと口味わえば、さつまいもの自然な甘みと、秘伝の蜜が織りなす伝統の味を堪能できます。