「阿波のクロ」と呼ばれる極上の味わい
クロアワビは、殻や身の部分が黒みがかった青緑色をしていることから、その名が付いたとされています。徳島では「阿波のクロ」の異名を持つ高級食材として親しまれています。
最大の魅力は、肉厚で身がよく締まり、コリコリとした独特の食感を楽しめること。噛むほどに感じられる自然な甘みと、海の恵みを思わせる濃厚な旨みが、食通をも魅了します。
刺身と加熱料理、それぞれの贅沢
新鮮なクロアワビを味わうなら、まずは刺身がおすすめです。しっかりとした歯ごたえとともに、磯の香りや素材本来の甘みをじっくり楽しめます。鮮度の良さが際立つシンプルな食べ方だからこそ、クロアワビならではの上質な味わいを実感できます。
一方、火を通すと異なる魅力が引き出されます。クロアワビにはコラーゲンが豊富に含まれており、加熱によってゼラチン質に変化することで、身がやわらかくなり、旨みもいっそう引き立ちます。刺身の歯ごたえとは対照的な、ふっくらとした食感と凝縮された味わいも見逃せません。
徳島の海が育むアワビの魅力
徳島県ではクロアワビのほか、メガイアワビやマダカアワビなども水揚げされています。それぞれ異なる特徴を持つアワビを味わうことで、徳島の海の豊かさを感じられるでしょう。
クロアワビの旬は2月から9月ごろ。徳島を訪れた際には、肉厚な身の歯ごたえと濃厚な旨みを、刺身や加熱料理でぜひ味わってみてください。特別な食事のひとときを彩る、贅沢な海の幸です。
旬の時期
2月・3月・4月・5月・6月・7月・8月・9月