長年親しまれてきた眉山ロープウェイ
眉山ロープウェイは、1957年12月1日に開業しました。以来、徳島市民や観光客に利用され、眉山の自然や眺望を楽しむための交通手段として親しまれています。
現在は、指定管理者である「阿波おどり未来継承まちづくり共同体」が運行・管理を担っています。同共同体による管理は2023年4月1日に始まり、2028年3月31日までの予定です。眉山は、映画『眉山-びざん-』の舞台としても知られ、徳島の魅力を伝える観光名所の一つとなっています。
ゴンドラから楽しむ空中散歩
現在のゴンドラは、1999年7月31日から運行されているもので、安全索道株式会社が設計・製作しました。15人乗りのゴンドラを2両連結した形式で、合計4両が運行されています。座席は折りたたみ式で、乗客が利用しやすいよう工夫されています。
山麓から山頂までは約6分。上昇するにつれて徳島市街が視界に広がり、街並みや川の流れを眼下に眺められます。夕暮れ時には街が夕日に染まり、夜には市街地の明かりがきらめく美しい景色を楽しめます。
眉山から望む徳島の絶景
眉山は、どの方向から眺めても山の姿が眉のように見えることから、その名が付いたといわれています。徳島市街に隣接し、山頂の最高地点は標高約290mです。ロープウェイの山頂駅は標高約277mの場所にあり、手軽に山上の眺望を楽しめます。
山頂からは徳島市街を一望でき、天候に恵まれれば淡路島や和歌山県の紀伊山地まで見渡せます。市街地と自然が織りなす景色は、徳島が「水都」と呼ばれる理由を感じさせてくれます。
四季折々の自然が美しい眉山公園
眉山一帯は眉山公園として整備され、四季の移ろいを感じられる場所です。春には桜が咲き誇り、徳島市の花として親しまれる桜とともに、山頂からの眺望を楽しめます。秋には木々が色づき、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。
山頂周辺には、明治天皇に関する碑や、太平洋戦争の戦没者を慰霊するパゴダ(ミャンマー様式の仏塔)などの見どころもあります。自然を満喫するだけでなく、歴史や平和への祈りに触れられるのも眉山の魅力です。
徳島の文化に出会えるイベント
眉山周辺では、秋に「眉山山頂秋フェスタ」などのイベントが開催されます。また、徳島市で行われるポップカルチャーイベント「マチ★アソビ」とあわせて訪れる人も多く、伝統文化から現代文化まで幅広い徳島の魅力に触れられます。
8月の「阿波おどり」開催期間中も、眉山ロープウェイは多くの観光客に利用されます。祭りの熱気に包まれる市街地と、山頂から眺める街の景色を組み合わせれば、徳島ならではの旅を楽しめるでしょう。
山麓に広がる寺町と湧水群
眉山の麓には、春日神社や願成寺など、徳島の歴史や文化にゆかりのある寺社が点在しています。寺社が集まる寺町界隈では、落ち着いた街並みを歩きながら、古くから受け継がれてきた日本の風情を感じられます。
周辺には眉山湧水群もあり、豊かな自然に触れながら散策を楽しめます。ロープウェイで山頂の絶景を堪能した後は、山麓の寺社や街並みを巡るのもおすすめです。
眉山ロープウェイの運行時間と乗り場
山麓駅は、徳島市新町橋二丁目にある阿波おどり会館の5階にあります。徳島市中心部からアクセスしやすく、阿波おどり会館の見学とあわせて利用することもできます。
通常の運行時間は9時から17時30分までで、季節やイベントにより延長される場合があります。通常は約15分間隔で運行されますが、8月の阿波おどりや、5月・10月に開催される「マチ★アソビ」の期間中などには、約7分間隔に増発されます。
運賃
掲載されている運賃は、大人が片道620円・往復1,030円、小学生が片道300円・往復510円です。また、障害者とその付添者1名は運賃が半額となります。
2024年4月1日以降は、阿波おどり未来継承まちづくり共同体が発行する乗車券が有効とされています。運行時間や運賃、イベント時の運行状況は変更される場合があるため、訪問前に最新の案内を確認すると安心です。
眉山ロープウェイで徳島の魅力を満喫
眉山ロープウェイは、わずか約6分の空中散歩で徳島市街の景色を楽しめる、アクセスのよい観光スポットです。山頂から望む街並みや遠くの山々、季節ごとに変わる自然、歴史を伝えるモニュメントなど、さまざまな魅力に出会えます。
阿波おどり会館や徳島市中心部の散策と組み合わせれば、徳島の文化と景観を一度に楽しめます。昼間の開放的な眺望はもちろん、夕暮れや夜景も見逃せません。眉山の頂から、水都徳島ならではの美しい風景を堪能してみてはいかがでしょうか。