鳴門海峡に近い砂地が育むブランドさつまいも
なると金時は、徳島県北部の鳴門海峡周辺に広がる砂地などで栽培されています。水はけのよい土壌と温暖な気候を生かして育てられ、鮮やかな紅色の皮と黄金色の果肉、きめ細かな肉質が特徴です。加熱すると甘みが引き立ち、栗を思わせるホクホクとした食感を楽しめます。
「なると金時」の名称が使われるのは、徳島県内の指定された地域で生産されたものに限られます。また、産地によって独自のブランド名が付けられているのも特徴です。代表的なものに、鳴門市里浦町産の「里むすめ」、松茂町産の「松茂美人」、徳島市川内町産の「甘姫」などがあります。なかでも「里むすめ」は評価が高く、希少性のあるブランドとしても知られています。
焼き芋から和洋菓子まで広がるおいしさ
なると金時の甘みと食感を存分に味わうなら、シンプルな焼き芋がおすすめです。さつまいもをアルミホイルで包み、オーブンなどでじっくりと加熱すると、ほっくりとした食感と自然な甘さが引き立ちます。素材そのもののおいしさを楽しめる、昔ながらの味わい方です。
また、なると金時は菓子づくりにも適しており、スイートポテトや芋ようかん、まんじゅうなど、さまざまな商品に使われています。上品な甘さは和菓子にも洋菓子にもよく合い、お土産としても人気です。徳島を訪れた際には、産地ごとのブランドや加工品にも注目してみてください。
旬は8月から10月。徳島の秋を彩る味覚
なると金時の旬は、8月から10月ごろ。夏の終わりから秋にかけて、旬ならではのおいしさを楽しめます。徳島県内の直売所や土産物店などで見かけたら、ぜひ手に取ってみたい特産品です。ホクホクとした食感とやさしい甘みを味わいながら、徳島の風土が育んだ食の魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。