須磨浦山上遊園の歴史と魅力
回転展望閣と展望スポット
須磨浦山上遊園の中心的な施設として知られる「回転展望閣」は、須磨海岸から紀淡海峡、さらには六甲山地までを見渡せる360度のパノラマビューを楽しむことができます。山陽須磨浦公園駅に直結する須磨浦ロープウェイとカーレーター(勾配25度のゴンドラ)を乗り継ぐことで、山頂エリアにアクセスできます。山頂エリアには、回転展望閣の他にも林間の散策路が整備されており、自然を満喫できる環境が整っています。
花の広場と植物園
回転展望閣の西側には、名所として知られる梅林やハマナス園、フジの園といった植物園が広がっています。これらの植物園は、四季折々の花々が咲き誇り、訪れる人々の目を楽しませています。また、かつて「ドレミファ噴水パレス」というホールが存在していた場所には、現在「花の広場」があり、噴水池のサイドのテラスからは明石海峡大橋を望むことができます。
レトロ感あふれる遊園地
山頂エリアには、1959年の開園時から続くレトロな遊園地もあります。ここでは、サイクルモノレールや観光リフトなど、昔ながらのアトラクションが楽しめます。観光リフトは、せっつ駅とはりま駅を結ぶ全長268メートルのリフトで、中間地点では摂津国と播磨国の国境を越えることができます。これらの施設は、開園当時の趣を残しており、レトロな雰囲気を楽しむことができる場所として人気です。
六甲全山縦走路とハイキング
須磨浦山上遊園の園内には、六甲全山縦走路が通っており、ハイキングを楽しむ人々にも人気のスポットです。園内には登山道や周遊路が整備されており、初心者から経験者まで幅広いレベルのハイカーが楽しむことができます。特に、旗振山からの眺望は素晴らしく、晴れた日には遠く明石海峡大橋まで見渡せます。
過去の施設「ドレミファ噴水パレス」
須磨浦山上遊園には、かつて「ドレミファ噴水パレス」という、噴水・光線・音響効果を駆使したホールが存在していました。このホールは、観客に独特のエンターテインメントを提供していましたが、老朽化や利用者の減少により、1987年11月に閉館し、現在では建物も解体されています。
須磨浦山上遊園のアクセスと周辺情報
交通アクセス
須磨浦山上遊園へのアクセスは、山陽電鉄「須磨浦公園駅」から須磨浦ロープウェイとカーレーターを利用して山上へ向かうのが便利です。また、須磨浦公園や須磨寺、須磨海水浴場など、周辺には多くの観光スポットが点在しており、訪れる人々を楽しませています。
周辺の観光スポット
須磨浦山上遊園の周辺には、須磨離宮公園や須磨寺、須磨海水浴場、和田岬灯台、神戸市立須磨海浜水族園、神戸市立須磨海づり公園など、多くの見どころがあります。これらのスポットは、須磨浦山上遊園とあわせて訪れることで、神戸市の自然や歴史を満喫できるでしょう。
須磨浦山上遊園は、豊かな自然とレトロな雰囲気が融合した魅力的な場所です。四季折々の花々や素晴らしい景色、そして家族連れや友人との楽しい時間を過ごすのに最適な施設が揃っています。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。