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日枝神社(伊豆市)

(ひえ じんじゃ)

歴史に秘めた修善寺の守護神社

日枝神社は、静岡県伊豆市修善寺に鎮座する歴史ある神社です。源範頼が兄・源頼朝から幽閉された修禅寺の信功院があった場所としても知られています。

神社の概要

日枝神社は、かつて隣接する修禅寺の鬼門を守るために建立されたと伝わる山王社でした。明治時代の神仏分離令により、修禅寺から独立した神社となりました。境内には、修禅寺の八塔司の一つであった信功院の跡が残っています。

社史

この地はもともと空海が建立した山王社とされ、鬼門を守る役割を担っていました。鎌倉時代には、源頼朝の弟である源範頼が信功院に幽閉され、その後、梶原景時率いる兵によって命を落としたと伝えられています。

信功院跡から600メートルほど離れた山腹には、源範頼の墓とされる祠があり、1879年に骨壺が発見されています。

祭神

日枝神社の主祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)です。

境内の見どころ

庚申塔

信功院があった場所には、文政元年(1818年)に建立された庚申塔が1基残っています。

手水場

巨石をそのまま利用した手水鉢があり、訪れる人々を迎えます。

夫婦杉

樹齢800年と伝わる2本の杉の木は、縁結びや子宝にご利益があるとされています。

イチイガシ

境内には樹高25メートル、根回り5.5メートルのイチイガシがそびえています。伊豆地域では珍しい樹種であり、静岡県の天然記念物に指定されています。

丹塗り矢伝説

日枝神社には「丹塗り矢」にまつわる伝説があります。主祭神である大山咋神が狩りに出かけた際、放った矢が川を流れ、建玉依姫がその矢を拾いました。彼女はその矢を床のそばに置いて毎夜眺めていたところ、神の子である賀茂別雷命を授かったとされています。

この伝説にちなみ、縁結びや子宝を願う人々が訪れます。女性は「玉依の花」、男性は「丹塗り矢」を持ち、夫婦杉の前で願掛けをし、絵馬のように願い事を書いて奉納します。

奉納された玉依の花と丹塗り矢

境内には、願掛けの際に奉納された「玉依の花」と「丹塗り矢」が見られます。

祭事

日枝神社では毎年10月の第3日曜日前日に例祭が行われます。修善寺温泉街を中心に、神輿や山車が練り歩くにぎやかな祭りです。

文化財

静岡県指定天然記念物

日枝神社のイチイガシは、1957年5月13日に静岡県の天然記念物に指定されています。

交通アクセス

日枝神社へのアクセスは以下の通りです。

Information

名称
日枝神社(伊豆市)
(ひえ じんじゃ)
Hie Shrine (Izu City)
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