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美濃橋

(みのはし)

現存最古の近代吊橋で、歴史と風情を感じる

美濃橋は、岐阜県美濃市を流れる長良川に架かる人道橋です。1916年に完成した、現存する日本最古の近代吊橋として知られています。2001年には土木学会選奨土木遺産に選定され、2003年には国の重要文化財に指定されました。

橋の全長は113メートル、支間は116メートル、幅員は3.1メートルです。小倉山の急峻な斜面にある岩盤を利用して建設され、左岸の主塔も岩盤の上に築かれています。歴史的な橋梁技術と周囲の自然が調和した、美濃市を代表する景観の一つです。

現在、鋼材でできた補剛トラス部は朱色、主塔は白色に塗装されています。昭和50年当時には、トラス部が空色で、主塔はコンクリートの地肌を生かした仕上げでした。夜間照明も設置されており、夜には橋の美しい姿を写真に収めようと多くの撮影者が訪れます。

美濃橋の構造と設計

美濃橋は、美濃市街地の北部、小倉山の西側を長良川が湾曲して流れる地点に架かっています。鉄筋コンクリート製の主塔と木製の床板、鋼材による補剛トラスを組み合わせた構造が特徴です。

設計・建設を手がけたのは、岐阜県出身の建築技師である戸谷亥名蔵です。1915年8月に着工し、1916年8月に完成しました。橋長113メートル、支間116メートル、幅員3.1メートルの単径間補剛吊橋で、建設当時としては日本最大級の支間を誇りました。

美濃橋の歴史と交通の変遷

美濃橋が架かる場所は、かつて長良川の水運で栄えた上有知湊のやや上流に位置しています。橋が建設される以前、この付近では渡し舟が川を渡るための交通手段として利用されていました。その後、交通量の増加に伴い、美濃橋が架けられました。

完成当初から地域の交通を支えてきた美濃橋は、1965年頃までは小型乗合バスなども通行していました。現在は歩行者と自転車専用の橋となっており、歴史的な構造を間近に感じながら長良川の景色を楽しめます。

現在の美濃橋と周辺の景観

美濃橋は、長良川の自然と歴史的な橋の姿を一緒に楽しめるスポットです。朱色の補剛トラスと白い主塔が川の風景に映え、昼間はもちろん、夜間照明に照らされた姿も印象的です。

橋の上流側には、岐阜県道81号美濃洞戸線の新美濃橋が架かっています。周辺を散策しながら、長良川の流れや橋梁の構造、地域の交通の歴史に思いを巡らせるのもおすすめです。

歴史的な近代吊橋の魅力を体感

美濃橋は、近代土木技術の発展を伝える貴重な文化財であると同時に、長良川と美濃市の歴史を感じられる観光スポットです。100年以上にわたって地域を見守ってきた橋の姿を眺めながら、自然と歴史が織りなす美しい風景を楽しんでみてはいかがでしょうか。

Information

名称
美濃橋
(みのはし)
Mino Bridge
エリア
岐阜県の観光地 郡上八幡・美濃加茂の観光地
カテゴリ
橋

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