熱海山口美術館は、静岡県熱海市に位置する私立美術館です。
熱海山口美術館は、山口文化財団が運営する美術館で、約1,700点の美術品を所蔵しています。展示作品は、西洋美術ではルノワールやピカソ、日本美術では横山大観など、多岐にわたります。創設者は山口伸廣氏(1948年生)です。
美術館では、作品鑑賞に加えて体験型プログラムも実施されています。解説文や映像による展示解説、一部作品に触れる体験や、岡本太郎の椅子に座る体験、さらには人間国宝の茶器を使った抹茶体験も可能です。また、アーティスト育成を目的とした無償講座も行われています。
山口伸廣氏は、幼少期に貧しい家庭環境の中で育ちました。小学校の美術教師に作品を「面白い」と評価されたことがきっかけで美術への興味を持ちましたが、本業としての芸術家の道は断念。その後、実業家として成功し、アーティスト支援を目指すようになりました。
2007年に「人間国宝美術館」を湯河原に設立し、陶芸や人形、漆芸などの作品を展示しました。この美術館では、人間国宝の茶器を使った抹茶体験が注目を集めました。
2015年には国際規模のアートコンペティション「アートオリンピア」を主催。約100カ国が参加し、世界最大級の規模を誇るイベントとして話題になりました。以降、隔年で開催され、国内外のアーティストを支援しています。
2020年12月、熱海市に「熱海山口美術館」を設立。「学べる美術館」というコンセプトを掲げ、多彩な体験型展示を行っています。
美術館は熱海市渚町24-1に位置し、2階建ての構造で10の展示室(うち1つは屋外展示場)があります。1〜2階を展示スペースとして使用し、上層階は住居となっています。建物は創設者の山口伸廣氏が設計・施工を手がけました。
外観には、宮田亮平氏による「イルカ」の彫刻と、岡本太郎氏の作品「河童」が飾られています。
カフェと展示室1〜2があります。カフェでは、ソフトドリンクやケーキのほか、人間国宝の茶器を使った抹茶が楽しめます。また、絵付け体験も可能で、完成品を持ち帰ることができます。
展示室3〜9と屋外展示場があり、それぞれ異なるテーマで美術作品を展示しています。
以下は主な展示内容です:
開館時間:9:30~17:30(最終入場17:00まで)
休館日:なし
入館料:一般1400円、高・大学生1200円、中学生以下500円、6歳以下無料
住所:〒413-0014 静岡県熱海市渚町24-1
電話番号:0557-27-2411
熱海山口美術館は、「人間国宝美術館」や「FAN美術館」など、他の姉妹美術館とも連携しています。また、アートオリンピアを通じて、国内外のアーティスト支援に積極的に取り組んでいます。